二瓶さん

昨日、小金井公園で撮影している時、
懐かしい知り合いのカメラマン、二瓶さんとばったり。

もう10年くらい会ってなかったかなぁ。
 

最初の出会いは、大手写真館での七五三スタジオ撮影のアルバイト。
 

ぜんぜん稼げなかった時代。
 

千葉のAEONの特設スタジオで並んで撮影した。
 

ちょっとしたトークが洒落ていて、
緊張しているお子さんや親御さんをクスッと笑わせちゃう。
 

僕も手が空いていると、よく二瓶さんのスタジオをのぞいたものだ。
 

もうひとつの二瓶イズムは、カメラの改造。
 

自分が使いやすいように、百均あたりでチューブやらクリップやら買ってきて、
カメラにつけまくっている。
 

それがまた遠足なんかではこどもの注目を浴びるようで・・・

２年続けて千葉の特設七五三スタジオでコンビを組んだ。
 

二瓶さんも手が空いていると、
よく僕の撮影現場を覗きに来ていた。
 

“橋本さん、落ち着いてるね、人の扱いがうまい。勉強になるよ”
なんて持ち上げてくれて、
 

それは僕がカメラマンを続けてきた支えになってると思う。
 

カメラの使い方や業界の色々なこととか、たっくさん話してくれた。
 

“僕は普通はこんなに何もかも話さないよ。

あなた（僕）がこれほどまでに心を開いているから何でも話せちゃうんだよ”

って言ってくれたのも嬉しかったなぁ。

二瓶さん、81才。
 

時々、今もお元気なのかな、なんて思い出していたけど、
 

10年前のままじゃん！
なんかすごく嬉しかったな。