※この記事は2023年3月26日に、noteで投稿した記事を転載しています。

 

 

サヨちゃんが我が家にやってきて3週間。家で保護犬を迎え入れるまで、数ヶ月かかりました。

 

昨年(2021年)12月半ばから探し始めて、3月にようやく迎え入れられたわんちゃん。いくつか団体へ連絡したり、お見合いも何回かしてきました。

 

この記事では、わんちゃんを飼うまでにしたあれこれを紹介します。
保護犬を飼いたい方と思ってる方の、参考になれば幸いです。

 

 

保護犬を飼うまでの流れ

 

①ペットが飼える家に住む

まずは住環境の用意から。一軒家なら特に問題ありませんが、わたしのように賃貸住みなら、ペット可の物件を探さないといけません。

ペットが飼える物件は、通常の賃貸物件と比べて数が少ないです。中型犬を飼おうとするなら、さらに物件数は減ります。大型犬は飼えないと思ったほうがいいです(少なくとも、わたしは飼える物件を見たことがないです)。

 

なのでペットを優先するなら、他の条件は妥協もやむなしです。我が家では、トイレとお風呂まわりに少し不満を持つも妥協しました。

 

②保護犬の子を探す

ペットを飼える環境が整ったら、保護犬の子を探します。ネットで「保護犬 〇〇(住んでる地域)」などで検索をかけると、情報が出てきます。

 

地域は自身の居住地から、隣接の県までにするほうがいいです。家にわんちゃんを連れて来てもらうとき、たいていは公共交通機関を使わず車で来てもらいます。なので、車で移動できる距離の方が、相手方の負担が少ないです。またお見合いをする際に、遠い地域だと行くのに手間もお金もかかります。

 

保護犬の預かりさんは、ブログやインスタなどで発信されてる方がほとんどです。いい子を見つけたら発信も見て、飼うイメージをより膨らませましょう。

 

さらに保護団体それぞれで、里親の条件を載せています。必ず内容を理解した上で、応募へ進みましょう。わからない部分は、団体さんに問い合わせてみましょう。

 

③応募する・お見合い日を決める

飼いたい子が決まったら、保護している団体さんに連絡します。連絡方法は、ホームページやSNSなどに記載しています。

 

返信が来るのは、団体や個人によってマチマチです。1日以内で返信がある方もいれば、1週間近くかかる方もいます。

 

そしたらお見合いの日時を決めます。お見合いは預かりさん近くへ、こちらから尋ねるパターンがほとんどです。ドッグカフェ、公園、ご自宅などでお会いします。

 

④お見合いする

日程が決まったら、いよいよお見合いです。保護団体さんによってはお見合い無しでトライアルできるところもありますが、わたしはお見合いすることを推奨します。

 

お見合いの場では、わんちゃんとのフィーリングを確かめたり、お家での様子を預かりさんに直接聞いたりします。場合によっては、一緒にお散歩できることもあります。

 

またこのとき、団体さんの理念や考え方に共感できるかどうかも確かめておきましょう。わんちゃんが目的でも、保護団体さんを通しているので、そこには人との関係が付いてまわります。実際わたしはお見合いで、わんちゃんの方は良くても団体さんの理念に合わず、断念したことがあります。

 

⑤トライアル

お見合いをして飼う決意をしたら、そのわんちゃんを家に迎えます。まずは正式譲渡ではなく、お試し期間を設けています。

 

トライアル期間は1週間程度ですが、団体さんや飼うわんちゃんによっても変わります。以前シニアのわんちゃんを引き取った際は、トライアル期間は1ヶ月間でした。

 

またわんちゃんを連れて来てもらった際に、料金を支払います。支払う金額は譲渡料(サヨちゃんの場合は45,000円)+往復交通費です。譲渡料は次に団体さんが迎え入れるわんちゃんの、生活費や医療費などに当てられます。

 

トライアル中に飼うことを断念した場合は、譲渡料は返金になります。ただし、わんちゃんを戻すのにかかる交通費が追加でかかります。

 

⑥正式譲渡

トライアルで問題なければ正式譲渡となり、家族の一員になります。そしたら自治体へ畜犬登録、また賃貸なら管理会社へペット飼育の届出を済ませます。

 

畜犬登録には狂犬病ワクチンの接種証明が必要ですので、預かりさんから必ず貰ってください。無い場合は、登録前に接種を済ませる必要があります。以降は毎年、ワクチンの接種が義務になります。

 

最後に

飼い始めてから、預かりさんのところでは見られなかった不都合が出ることはザラにあります。お家でトイレできなかったり、周囲の状況で吠えてしまうなど、環境が変わればわんちゃんの行動も変わります。

 

そんな時に「預かりさんの話と違う!」とは思わないでください。それらを躾けていくのが、飼い主の役目です。

 

一緒に暮らす家族として、責任を持って躾しましょう。