ハトヤの大漁苑 三段逆スライド方式!
![ハトヤ大漁苑](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/21/kazue-fujiwara/07/c9/j/o0390028813174767944.jpg?caw=800)
ハトヤ旅行の最後の記事です。
[伊東に行くならハトヤ 電話は良い風呂]
[私がハトヤにハッキリ決めた理由]
昭和50年代になると、CMソングの
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/a6/78/j/o0450060013174430790.jpg?caw=800)
これは、「豊かになった日本」という時代背景を基に
サンハトヤでの新規レジャーに営業のウェイトを転換していこうとする
ハトヤグループのストラテジーのあらわれであると推察されます。
そしてその中心となったレジャーアイテムは、
日帰り海底温泉と大漁苑レストランに他なりません。
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/db/81/j/o0390052013174431316.jpg?caw=800)
ハトヤのCMでもこのアイテムを前面に押し出してきました。
↓こちらが現在でも日帰りで楽しめる海底温泉と大漁苑の入口付近です。
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/12/28/j/o0450060013174431319.jpg?caw=800)
この記事では、
この海底温泉と大漁苑について分けて紹介したいと思いま~す!
![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
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![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
まず、海底温泉とは何かと言うと、↓こんなところです。
つまり、水族館と大浴場のハイブリッド施設というわけです。
実際、お風呂に入っていると、滑らかな魚の泳ぎにかなり癒されます!
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/4b/c6/j/o0390055313174431318.jpg?caw=800)
唯一難点があるとすれば、
ここで泳いでいる美しい魚と同じ種類の魚を
後ほど大漁苑でいただくことになるということです(笑)。
なので、水族館を愉しむというよりは、
むしろ生簀を眺めていると思っておいた方がいいかもしれません(笑)
それと、
「海底は地面よりも低いところにある」という普遍的な事実から
「海底温泉は地下にある」と思い込むのは禁物です。
入口は2階、お風呂自体は3階にあります(笑)
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/45/08/j/o0600036013174431315.jpg?caw=800)
まぁ、お風呂の中はまるで海底のような感じなので
海底にいると信じれば全然問題ないと思います(笑)
![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
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![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
さて、私の世代では、ハトヤのCMと言えば、
「伊東に行くならハトヤ」のオリジナルCMよりもむしろ
↓こちらの大漁苑のCMのインパクトの方が大きかったと思います。
こちらが現在ある釣り堀の水槽です。
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/3a/59/j/o0600045013174431734.jpg?caw=800)
こちらの釣り堀は冬季のみの営業で、夏期はプールになります。
夏にこちらで釣りをすると人間が釣れちゃうので注意が必要です(笑)
ちなみに「前はう~み、後ろ~はハ~ト~ヤ~の大漁苑」
という釣り堀のロケーションは事実です!
釣り堀の前には初島が浮かぶ美しい海が広がり・・・
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/1a/61/j/o0600045013174430788.jpg?caw=800)
後ろには大漁苑レストランがあります。
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/8c/45/j/o0450060013174431317.jpg?caw=800)
ところで、私が今回サンハトヤで最も確認したかったのは、
「釣れば釣るほど安くなる三段逆スライド方式」が
現在も採用されているのかということです。
「三段逆スライド方式」とは、
サンハトヤの大漁苑の釣り堀の生産方式に名付けられたシステムで
吊った魚の数に応じて、3段階で魚の単価が安くなるというシステムです。
「三段逆スライド方式」というと仰々しく感じますが、
実際には「たくさん買ってくれたらまけますよ」という
昔ながらの商法であるといえます(笑)
さて、実際にこの三段逆スライド方式が
現在も採用されているのか検証してみたいと思います。
まず、↓こちらの自動販売機を見れば、
釣り堀の料金システムをうかがい知ることができます。
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/45/7c/j/o0780104013174430791.jpg?caw=800)
(クリック拡大)
この写真を拡大してみると・・・
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/6e/60/j/o0390031613174430789.jpg?caw=800)
釣り竿のレンタルと餌代が300円で
あじを1~5匹釣った場合には1匹当たりの単価が
420円であることがわかります。
さらに↓こちらを見ると、
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/a1/8c/j/o0230030713174430787.jpg?caw=800)
6匹目は370円、7匹目以降は320円ということで、
料金が3段階で加算されていくことがわかります。
1~5匹:420円(1段)
6匹:370円(2段)
7匹以上:320円(3段)
ここで私は2つの疑問を持ちました。
まず、この料金システムで
6匹目だけを2段目の価格帯として設定しているのは
なんとなく不自然であるということです。
「3段逆スライド」をうたうのであれば、
もう少し2段目の価格帯を広げて3段にすべきであると思います。
このような価格設定を素直に見ると、
「2段逆スライド」だとネイミング的にちょっぴり冴えないので
ワンクッション入れて「3段逆スライド」にしたのでは?
と邪推してしまいます(笑)
まぁ、実際のビジネスには個別の事情や特異点というものがあり、
外部の人間が感じる一見いびつな価格設定が、
実は最適な価格設定であるという可能性も十分考えられます。
というわけで、私が価格帯の設定に疑問を持ったところで、
どうなるものでもないと言えます(笑)
もう一つの疑問は、
「3段逆スライド方式」=「釣れば釣るほど安くなる」というのは
矛盾していないかということです。
7匹目以降の価格が固定されているということは
最終的には釣っても釣っても安くならないのではということです。
実は、私のこの憶測は完璧に間違っています。
↓この図を見てください。
![サンハトヤの三段逆スライド方式](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/18/kazue-fujiwara/6f/97/j/o0780051113174583124.jpg?caw=800)
魚を釣る際に必ずかかるコストである竿と餌代を考慮すれば、
釣った数に対する一匹当たりの実質単価の曲線は単調減少し、
無限遠で320円に漸近します。
つまり、3段逆スライド方式という非線形システムは
確かに「釣れば釣るほど安くなる」システムであると言えます。
恐れ入りました(笑)
なお、残念ながら、現在では、
釣った魚は室外のテーブルで焼いて食すことはできるようですが、
大漁苑で調理してもらうことはできないみたいです。
それと、釣り堀には、私が見たところ、残念ながら
子供が抱えてぶりぶりするような大きさの魚はいません(笑)。
ぜひまたいつか、
あのCMのダイナミックな世界感を再現していただきたく思います。
もちろん、大漁苑ではとってもお手頃の値段で
↓このような美味しい魚料理をいただくことができます。
金目鯛の煮つけ
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/cd/7f/j/o0600045013174431735.jpg?caw=800)
アジのたたき
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/94/40/j/o0600045013174431737.jpg?caw=800)
アジの骨のから揚げ(なんと一匹80円)
![サンハトヤ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141230/15/kazue-fujiwara/af/20/j/o0600045013174431736.jpg?caw=800)
![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
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![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
![うお座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/223.gif)
最後にハトヤの全体的な印象ですが・・・
レトロなデラックスさを保ちつつ、
部屋の内装やテレビなどの備品については
しっかりと最新のものに移行しています。
接した従業員の方々にも好感を持ちました。
自動販売機の飲み物も普通の値段で感動しました(笑)。
何より、ハトヤもサンハトヤも客層が比較的若いことには
ビックリしました。
やっぱり今でもチビッ子に人気なのか、子供連れが多いです。
そんな中、私がめちゃくちゃ気になったのは、
チビッ子のお父さんやお母さんの世代が
果たしてあの一世風靡したテレビCMをリアルで知っているのか?
ということです(笑)
なお、ハトヤもサンハトヤもとっても広いので、
子供の元気すぎる挙動(笑)が気になっちゃうようなことは
全くありませんでした。
「4126」「ハトヤ消防隊」「海底温泉」「三段逆スライド方式」
今回のハトヤを満喫する旅、ホントに最高でした~!!!
今となっては、ちっぽけな願いだったかもしれませんが、
高度成長期生まれの子供にとって、
ハトヤに宿泊することはめちゃくちゃ大きな夢でした。
今回その夢がやっとかなってホントに幸せで~す!!!