日本チームのグループリーグ突破の確率

現行の32チームによるグループリーグ制度が確立された
フランスワールドカップ以降の勝敗データの分析によれば、
W杯初戦で敗戦するとグループリーグを突破する確率は
わずか8.7%だそうです。

ただし、この確率はあくまで
初戦敗戦というシチュエーションに与えられた確率であり、
間もなくに迫ったギリシャ戦の勝敗によって
グループリーグ突破の確率が変化することになります。

このような条件付き確率というヴューポイントに立って
考えてみますと・・・・



まず、1戦目に敗れたチームが2戦目で
どのような勝敗になっているかということですが、
10勝23敗13分ということです。
初戦に負けるチームはどちらかと言えば弱いので
その後も負ける確率が高くなっています。

ただし、1戦目の敗戦が必ずしも実力によるものでない場合、
たとえば、「強いのにたまたま運悪く負けてしまった」という場合には、
このような条件付き確率を鵜呑みにしてしまうことは
アンダーエスティメイト、つまり過小評価に繋がります。

日本チームの実力がどれほどなのか、
私は専門家でないのでわかりませんが、
現在のグループリーグ突破確率が過小評価であることも
十分に考えられるわけです。

そこで、次のギリシャ戦の勝敗に応じて
新たな条件付き確率を考えてみることにします。


ギリシャ戦に勝利の場合

1戦目に敗れて2戦目に勝ったチームが
グループリーグを突破する確率は30％です（突破3件－敗退7件）。

また、勝敗の順番を考えない場合には、
2戦を終えた時点で1勝1敗のチームが
グループリーグを突破する確率は44％です（突破8件－敗退10件）。


ギリシャ戦に引き分けの場合

1戦目に敗れて2戦目に引き分けたチームが
グループリーグを突破する確率は7.7％です（突破1件－敗退12件）。

また、勝敗の順番を考えない場合には、
2戦を終えた時点で1敗1分のチームが
グループリーグを突破する確率は12％です（突破3件－敗退22件）。


ギリシャ戦に敗戦の場合

2戦を終えた時点で2敗のチームが
グループリーグを突破する確率は0％です（突破0件）。





というわけで、

ギリシャ戦に勝てば、そこそこ望みが出てくることになり、
ギリシャ戦に引き分ければ、状況は悪いままで、
ギリシャ戦に負ければ、おしまいです。

どうなることでしょうか（笑）