東日本大震災から3ヶ月 失われた時間

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東日本大震災の発生から今日で3ヶ月、
東日本大震災復興基本法案の成立がもう一歩の段階に来ています。

復興基本法は、復興事業のフレームワークを法的に示すもので
この法案が成立してはじめて
行政は本格的な復興事業を行うことができることになります。

震災復興の核ともいうべき復興基本法ですが、
1995年1月17日に発生した阪神大震災の場合、
復興基本法案の国会提出が震災発生から31日後の2月17日、
基本法が成立したのはその5日後の2月22日でした。

それに対して

2011年3月11日に発生した東日本大震災の場合、
復興基本法の政府案の国会提出が震災発生から63日後の5月13日、
対案である自民党案の国会提出がその5日後の5月18日でした。
そして、民主・自民・公明の共同提案による
復興基本修正案の国会提出が震災発生から90日後の6月9日、
この修正案が参議院を通過して成立するのは、
なんと震災発生から98日後の6月17日になる見通しです。

阪神大震災の時の3倍かかっているこの状況は、
いくらなんでも遅すぎだと思います。

今回の法案のオプションとなった政府案と自民党案ですが、
どんな内容であったかをまとめておくと、

政府案は
復興の計画は復興本部（各省庁による会議）で
復興の実施は各省庁が行うという現在の延長の体制で行う案です。
現在のフレームワークをそのまま適用できますが、
現在も被災地で問題となっている縦割り行政が続く可能性があります。

一方、自民党案は
復興の計画から実施まで行う復興再生院を今すぐ作って
徹底した体制で復興を行う案です。
各省庁から権限を分割して集めた新しいフレームワークが必要ですが、
一本化しているため国と被災地はダイレクトに結ばれ、
スピーディーな処理が可能となります。

そして結局、6月9日に提出された復興基本修正案は
自民党案を丸のみした形となりました。

権限を分割することは技術的に難しい点もあるかと思いますが、
自治体の行政機能の一部が失われている現状では、
各省庁が本部で会議をする形態よりは、
専門的なタスクチームである復興再生院が具体的支援を行う方が
責任の所在が明確になってよいのではと私は思います。

それと、もともと復興再生院を創設する案は、
震災当初から与野党の議員で一定のコンセンサスが得られていたもので
むしろ政府によって待ったがかかっていたとも言えます。
どうせ自民党案を丸のみするのであれば、
4月後半に法案提出、GW明けに法案成立
ということもできたのではないかと思います。

いずれにしても、復興の技術的な問題が不透明な状況であるので、
復興作業をしながら情報を得て、当初の方策を確認・修正することで
最も迅速で効果的な復興を行っていくことが重要であると考えます。

さて、

今回の復興基本法の遅れの責任は、間違いなく菅首相にあると思います。

被災者や日本企業が苦しんでいる中、
しっかりした復興基本法を早期に策定することが
もっともプライオリティーが高い首相の仕事であるにも拘らず、
なぜかこのイシューについて首相が全力で取り組んでいるような姿は
これまで一向に見えてきませんでした。

震災後に首相がご自身でやっていたことと言えば、

・いきなり原発視察を行って必要のない問題を引き起こしたり、
・国家の非常時に誰彼構わず感情的に怒鳴り続けたり、
・マスタープランを示すことなしに会議を乱立したり、
・中途半端に被災地を訪問して被災者から怒られたり、
・意思決定のプロセスを見せずに浜岡原発停止を要請したり、
・経産大臣に内緒で自然エネルギーの数値目標を国際公約したり、
・実質上ウソついて不信任案を否決したり、

とドタバタのオンパレードです。

なかでも原発事故対応を東京電力に丸投げすると同時に
自己直後からの杜撰な情報開示のために
一部国民を危険にさらすとともに海外に不信を招き、
甚大な風評被害を引き起こしてしまいました。
一方、電力危機に対する節電対策も国民に丸投げで
効果的な対策を示せなかったために
大口需要家に対して強制的に昨夏比15％削減という
電力使用制限令を課すという最悪の事態に陥ってます。
日本の製造業が心配です。

私は、けっして誰が首相でも結果は同じだったとは思いません。
レイムダックとなった今、首相には一刻も早く辞任していただき
普通の良識をもつ人に内閣を作っていただきたいと思います。

今夜の土曜ワイドの犯人予測

「法医学教室の事件ファイル」

二宮早紀＞＞＞名取裕子
二宮一馬＞＞＞宅麻　伸
相沢澄江＞＞＞床嶋佳子
谷崎孝仁＞＞＞榎木孝明
谷崎　貢＞＞＞大浦龍宇一
倉島留美＞＞＞映美くらら
水原好美＞＞＞三津谷葉子
相沢佑一＞＞＞載寧龍二
村中検事＞＞＞五十嵐めぐみ
二宮愛介＞＞＞佐野和真

気分を変えて、土曜ワイドの犯人予測です。
前記事で深読みして、また黒星スタートとなりました（汗笑）
今夜は勝率が高い「法医学教室」なので、
確実に当てていきたいと思います。

まず、犯人の候補は、
単純に怪しい床嶋佳子さん、
妻が殺された榎木孝明さん、
榎木さんの弟で床嶋さんが接近する商社の社長の大浦龍宇一さん
それと、最近サスペンスによく出てる映美くららさんと
三津谷葉子さんです。

このうち、映美さんと三津谷さんは
STORYで紹介されていないので消しです。
また、床嶋さんは名取さんの息子役の二宮愛介君に肩入れされている
ことから消しです。
ここで残るは榎木さんと大浦さんです。

キャスティングから考えれば、
犯人は榎木さんではないかと思われますが、
私はあえて消したいと思います。

以前、名取さんの「早乙女千春の添乗報告書」で
素敵なツアー客として榎木さんが出てきて、
絶対犯人かと思ったら犯人ではなかった覚えがあり、
そのインプレッションがトラウマとして残っているからです（笑）
ちなみに、最近「霧に棲む悪魔」で
最高にエキセントリックな役を演じているのも
めちゃくちゃトラウマですけど・・・（笑）

犯人は大浦さん、あなたでしょ？