昼ドラ「霧に棲む悪魔」

東海テレビ制作のドロドロな昼ドラです。

これまでに昼ドラでは、

「真珠夫人」「新・愛の嵐」「牡丹と薔薇」がたまらなく好きでしたが、
今、この「霧に棲む悪魔」を毎日録画して毎晩欠かさずに観ています。

昼ドラには珍しく、

「これが、昼ドラマ最大のミステリー。」というミステリー・・・

ただ、

「これでもか～」というくらい極めて共感できないキャラ達を中心に
ハチャメチャなストーリー展開でドラマが進行していくのは、

伝統的な昼ドラと一緒です（笑）

今、ちょうど全60話の約半分が終了したところなのですが、
そのあらすじは↓こんなところです。

父からの莫大な遺産を受け継いだ令嬢の龍村圭以（入山法子）が
財産目当てに結婚した御田園陽一（戸次重幸）から
巧妙に騙されながら財産をむしり取られていく・・・

→[これまでの物語]

まず、悪キャラは、夫の戸次重幸さん、悪徳弁護士の大沢樹生さん、
実業家の中田喜子ですが、
とにかくみなさん信じられないほどめちゃくちゃ悪い人物なんです！
ドラマのキャラとは言え、
あのヒカルゲンジの大沢樹生さんはどこいったの？
中田さんは♪グルグルグルグルグルコサミンじゃなかったの？
って錯覚してしまうほど悪すぎです（笑）。
入山さんにいたっては、
「皆さん、どうか俺（戸次）を恨む事のない様に。」
と涙ぐましく[ブログ] に書かれています（笑）

一方、被害を被る主人公の入山法子さんと
父親違いのお姉さん役の京野ことみさんは
めちゃくちゃ不当な被害を受けているにも関わらず、
悪キャラに対して、至極あたりまえの反対行動がとれていません
不幸な運命をそのまま素直に受け入れている姿勢は
あまりにももどかしすぎです。

さらに主人公をサポートする役として
時たま出てくる謎キャラの白い女、霧子（入山さん二役）と
白塗りの変なおじさん（榎木孝明さん）は
究極にエキセントリックなため誰にも相手にされていません（笑）

天は主人公を見放したって感じです。

そして、そんな中・・・
今週、考えられないような大事件が起こってしまいました！！！

なんと物語半ばであるにもかかわらず、
主人公が亡くなってしまったんです！

あまりにもアヴァンギャルドでプログレッシヴな展開に
私は我を忘れて30分くらい立ち尽くしてしまいました（笑）

このドラマ、ホントに観れば観るほど不愉快になってきます。
不愉快になるのであれば観なければいいと思われるかもしれませんが、
あまりにもストーリーの行く先が不安で
どうしても観ないわけにはいきません。

・・・というわけで、

結論を言わせていただければ、
私は完全に番組制作者にはめられてしまったわけです（汗笑）

めちゃくちゃずさんなストーリー展開によって
視聴者の強い老婆心を誘うという
番組製作者の巧妙さには、ただただ恐れ入るところです（笑）

夏のピーク時の電力需給がひっ迫する中、
このドラマは7月1日で終了してくれるということなので
一安心といえます（汗笑）

今夜の土曜ワイドの犯人予測

「広域警察(2)」
時効廃止が運命を変えた!
夫婦の絆と黄色いリボンに隠された女の情念!!
松本・小田原・横浜･･･連続殺人の点と線を追え!

東圭太＞＞＞高橋克典
佐伯夏美＞＞山崎静代
沢田千鶴＞＞手塚理美
中西みどり＞小川菜摘
水沢夏彦＞＞南　圭介
森本公明＞＞本田博太郎◎
猪瀬稔＞＞＞高知東生
高村順一郎＞大杉　漣

本田さんか高知さんのどちらかが犯人でしょうけど、
時効を迎えた逃亡犯との接点を考えると
年齢がほぼいっしょの高知さんが有力ですが、
その推理をあえて避け、
点と線で結ばれそうな本田さんが犯人とみました（笑）。

最後に、児玉清さん、

これまでも何度かブログにも書いてきましたが、

本当に大好きな方でした。

ものすごく勉強しているのにけっして知識をひけらかさない人ですが、
靖国問題等では、しっかりとした持論を示される一筋通った方でした。

遺作となった龍馬伝の父親役は、
まさに児玉清さんそのものであったような気がします。
さわやかな涙をさそった最後のシーンはけっして忘れられません。

クイズ番組でのフェアで暖かい司会も最高でした。

明日追悼番組があるそうですね。

謹んでお悔やみ申し上げます