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西陣に住んでます-合衆国地質調査所データ

(合衆国地質調査所:USGS発表データ)




とっても唐突なのですが、実はこの1週間、私は

インドネシアの古都のジョグジャカルタという都市に滞在していて
今朝京都に戻ってきました。


ジョグジャカルタは、
日本と同じ島弧海溝系の地質構造条件のジャワ島の中部にあって
地震活動火山活動が活発な場所です。

近年でも、2006年5月にジョグジャカルタ大地震が発生、
昨年11月にはメラピ火山の大噴火が発生して

大きな被害を受けた場所です。


ジョグジャカルタは、京都のように大学がたくさんある都市でもあり、
インドネシア最高のエリート大学であるガジャマダ大学
このジョグジャカルタにあります。


そして、ホントに唐突なんですけど、
そのガジャマダ大学で地震学や火山学を専攻している先生と知り合いで、
今回、その先生に連れられて、先生の研究チームと
ジョグジャカルタ近郊のいくつかの地震&火山災害地点を巡る
という機会に恵まれました。


そんなエクスカーションをしている時でした。
日本本州で地震と津波が発生したという情報が
先生の携帯に入ってきました!
本州っていってもあまりにも大きな範囲なので心配は広がります。
そしてガジャマダ大学に問い合わせしてくれた結果、
1時間後に震源の位置がわかりました。
合衆国地質調査所(USGS)の情報です(冒頭の図参照)。


私、個人としては、
横須賀の義母、仙台の叔父一家、鹿島の叔父一家の安否が
気になるところでした。


その後、ホテルに戻る私に次々と大学から情報が入ってきました。
話によれば、土木工学の先生がCNNを見ながら
情報を収集してくれているそうです。
皆さんの温かい心遣いに恐縮しました。


そしてホテルに戻り、何度にもわたる連絡の結果、
幸運にも、横須賀の義母と鹿島の叔父の安全を確認することができました。
そして仙台の叔父の安全はなんとか緊急ダイヤルで確認できました。
現代の情報システムの素晴らしさに感謝です。


ホテルではNHKの国際放送が役に立ちました。
英語ですけど、CNNインドネシア主要局に比べれば、
地域の名称が正確なのがメリットです。

ただ、なんといってもインターネットが何よりもパワフルな情報源でした。


なお、インドネシアのローカル局でも、まるで日本のTVのように

津波の映像を流し続けました。

先生の話によると、津波には相当のトラウマがあるようです。

不幸なことにインドネシアでも今回の津波で死者が出ているそうです。


各国の代表者の支援発表にも感動しました。
特に合衆国大統領の迅速で力強い発言には涙でした。
このように各国から温かい支援を受けられるのも
各国のヒューマニズムの現れであるとともに、
平素からの日本の国際貢献が高く評価されていることも大きいと思います。


ちなみに↓こちらの写真はインドネシアの火山避難民のシェルターです。
オーストラリアからの寄付で、700人くらいの人々が住んでいるらしいです。


西陣に住んでます-インドネシア


災害は世界を一つにしますね~


ちなみに、日本も技術協力という形で

一連のインドネシアの災害には大きな貢献をしているそうです。


ところで、横須賀の義母の話によれば、
横須賀から自衛隊米軍が救援に向けてすでに発進したそうです。
平時には、特定のイデオロギーを持った人達から
めちゃくちゃバッシングを受けているオーガニゼーションですが、
ホントにひどく過酷な仕事を寡黙に着実に遂行してくれる集団です。

他にも警察消防救助医療機関、そして救命・救助に関わっている
すべての方々に深く感謝するとともに、私のような無力な者に代わって
多くの方々を救っていただけるよう、心からお願いいたします。


そして、何よりも
被災された方々とそのご家族におかれましては、
大変な哀しみ、そして大変なご心配をされているかと思います。
ここに心からお見舞い申し上げます。


日本人が一丸となって、世界の助けを受けながら
この危機を乗り越えましょう!


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