京都に火の鳥が出現しました
日本が世界に誇るソフトウェアといえば、絶対マンガ&アニメですよね~!
そしてそのマンガ&アニメの殿堂といえば、
京都にある京都国際マンガミュージアムでしょう。
その京都国際マンガミュージアムのガラス張りの外観に
今週ちょっとした変化がありました。
↓よく見ると、ガラスを通して大きな鳥がいます。
その鳥とは、手塚治虫のライフワーク作品のメインキャラ
めちゃくちゃ有名な火の鳥でした~!
めちゃくちゃ大きな3Dのオブジェです。
そしてめちゃくちゃウルワシイ目です。
ところで、
もともと京都では、長い歴史時代を通して
火の鳥(不死鳥・フェニックス)と同一視されるキャラである鳳凰が
たびたび重要建築物の屋根に降臨してきました。
平安時代には宇治の平等院に、室町時代には金閣と銀閣に、
大正になると平安神宮に、昭和になると山科の勧修寺に
それぞれ出現しています。
そしてこの平成の世に、ついに京都市内のド真中に現れました~。
火の鳥の単行本は、もちろんマンガミュージアムにも所蔵されています。
所蔵されている本は
ミュージアムの建物の中や庭にテキトーに座って読むことができます。
手塚治虫を知らない若い人が増えたのか、
それともみんなもう読んでしまっているので興味がないのか、
「火の鳥」は全冊棚にそのまま置かれていました(笑)。
ちなみに私、
手塚治虫の作品については、歴史物を中心に結構読んでます。
「陽だまりの樹」とか「アドルフに告ぐ」とか
ホントに感動して涙が出ちゃいます。
でも、「火の鳥」はそんな中でも別格に大好きです!
一つの大きなテーマのもとで、各編がしっかりと描かれていきますが、
これはもう話作りの芸術と言えるかと思います。
そして数ある「火の鳥」のエピソードの中でも
やっぱり歴史物が大好きで~す。例えば・・・
古事記&邪馬台国オールスターキャスト!
ヤマトタケル&クマソタケル!
吉備真備&橘諸兄の奈良時代ド真中キャラ!
源平の戦いオールスターキャスト!
八百比丘尼で~す
壬申の乱オールスターキャスト!!!
どの作品も何度か読みなおしてますが、
そろそろまた読みなおす時期が来たかなって感じです。
そして今日、ミュージアムで読みなおしたのは↓こちらの作品です。
バブルの時代に世界をまたいだジャパニーズビジネスマンキャラ、
日本 人(ひもと ひとし)さんの物語です。
この作品が手塚治虫氏の遺作となりました。
面白い作品だったのにホントに残念で仕方がありません。
亡くなってから今年でちょうど20年だったんですね。
次週の京都のトピックス
今週はいよいよずいき祭です。
そろそろ本格的な秋を迎えることになりそうです。
ところで・・・
京都の街中では、
東西方向と南北方向の通りが交差してますが、
今の季節、晴れている日の夕暮れ時に
東西の通りを西に向いて歩くと
素晴らしい黄昏に出逢うことができますよ~。
秋分を挟んだ彼岸の季節には陽は真西に沈みますからね。
今週の土曜ワイドの犯人予測
西村京太郎トラベルミステリー
「密室列車・特急かもしか、途中下車連続殺人!」
十津川警部――>高橋英樹
亀井刑事―――>愛川欽也
朝倉多紀―――>大路恵美 ○
十津川直子――>浅野ゆう子
西本刑事―――>森本レオ
西本誠治―――>小野寺 昭
三宅晴夫―――>矢崎 滋
三宅文子―――>結城しのぶ
三宅夕子―――>未來貴子
青木俊郎―――>寺泉 憲
北条刑事―――>山村紅葉
思えば、西村京太郎のトラベルミステリーもかなり読みました。
どちらかといえば、犯人探しはわりと簡単で、
犯人のアリバイを崩すというシナリオが多いのですが、
おそらく今回の話はもろにそのパターンじゃないかなと思います。
ところで最近では、人間が普通考えもつかないようなルートも
駅から時刻表とかYahoo!路線情報とかのネットを使えば
わりとイージーに見破られてしまうんじゃないかと思います。
トラベルミステリーの犯人も大変な時代になりました(笑)。
いつかネットを逆手にとった犯人が出てきそうです。
それと今までは、
十津川警部が亀井刑事に「実際に乗ってみるか」と言って
行き当たりばったりに電車に乗り込み、
ちょっとしたキッカケからなんとなく謎を解いて来ました。
この捜査手法も、確実性に欠ける点やコスト面から
見直す時期に来ているかと思います(笑)。
今週聴いた二枚
夜はぼちぼち涼しくなりましたね~。
これから本格的な秋を迎えるにあたって
ベタベタなモダン・ジャズを聴きあさりたい雰囲気です。
そして、ベタベタなモダン・ジャズといえば、
ブルーノートの1500番台シリーズだと思います。
ブルーノートの1500番台シリーズというのは、
ブルーノートの型番が1501から1600までの
100枚のLPレコードのことを指します。
↑上のアルバム超ブルーノート入門は、
その各LPから1曲を選び出してそのエッセンシャルな部分を
100枚連続で聴かせてくれるという涙もんのコンピレーションです!
このアルバムの最初は、マイルスのこの曲です。
ジャズをあまりご存じでない方も
これ1枚あれば、ジャズフィーリング満喫ですし、
ジャズが大好きな方にとっても素晴らしい1枚かと思います!
ちなみに
ブルーノートの4000番台シリーズを同じようにコンピレーションした
↓このアルバムも素晴らしいです。
さて、今週のメイン記事では、
なぜ伊勢に伊勢神宮があるのかについて考えてみたいと思います。
明日アップする予定で~す。