極秘!妙心寺大法院 京都紅葉便り2008
(どの写真もクリックすると拡大します)
今日は、極秘情報です。
私はどちらかといえば、こと観光に関しては正攻法が好きで、
基本的に、定番となっている有名な場所や物をしっかりと見て、
それがなぜ人気があるのかを見極めながら楽しんじゃうという
スタンスをとってます。
ですから、何度見ても世界遺産の清水寺は大好きですし、
二条城に龍安寺に金閣寺に銀閣寺に天龍寺に南禅寺に東福寺・・・
どこにいっても、いつも大感動(汗)して帰ります。
(いろんなマイナーなところにも行っては喜んで帰ってきますが・・・笑)
ところが、そんな私の心を、この秋最高にタッチしてくれたのは、
そういったメジャー系観光サイトではなく、
これから紹介する小さな庭、妙心寺大法院の路地庭でした。
妙心寺大法院は、新緑と紅葉の季節に特別公開する寺です。
なので、一般的にはほとんど知られていないところです。
私自身は、こちらには紅葉の季節に何度か訪れたことがあります。
ただ、紅葉の最大の見頃に訪れたのは、今回が初めてでした・・・
こちらは、入口の部分です。
最初から鮮やかな大量の落葉が目に入ってきました。
そして、路地庭の見える方丈に向かいます。
そして、そこで目にしたのが以下の風景です。
ホントに小さい、これだけの庭です。
ただ、京都にたくさんの紅葉の庭あれど、
たったこれだけのスペースに日本の伝統的な秋の様子を凝縮して
プレゼンテーションしてくれている庭はまずないでしょう。
静かで大きな感動を与えてくれます。
↓こちらは庭の中にあるあずまやです。
全く無駄がない造りなのですが、ゆとりに溢れています。
↓こちらは茶室です(中を見ることもできます)。
屋根の上にも鮮やかな紅葉がつもってます。
葉っぱのクオリティーも高いです。
この日は日差しも柔らかでした。
時の流れも忘れさせてくれるというのはこういう風景のことをいうのでしょう。
もしも11月の最終の週に京都に来られたら
ここは絶対のおススメで~す。妙心寺の一番西のあたりにあります。
なお、なるべくこの場所を人に知られないように、
ここに来るまでは最低三回タクシーを乗り換えたり、急に走りだしたりして、
十分に尾行をまいてから訪れるようにしましょう(笑)。
♪今日聴いた一枚♪
今日はこんな曲が聴きたくなりました。
John ColtraneのMy Favorite Thingsです。
→[youtube: My Favorite Things]
今日紹介した庭にも合っていると思います。