今日5月15日は葵祭です

葵祭は、天皇の使い（勅使）の一行が
内裏から下鴨神社と上賀茂神社に天皇の祝詞とお供えを届ける祭です。
パレードに使う乗り物は葵の葉で飾られます。
平安時代には京都で祭といえば葵祭でした。

源氏物語では[葵] の帖で葵祭のシーンがあり、

光源氏の正妻葵の上と恋人六条御息所との間にトラブルが発生します。

葵祭のパレード見物で先に沿道にいた六条御息所の車を壊して
葵の上の車が割り込んだんです（↑上の絵参照）。
そして、パレードに出演していた光源氏に手を振る葵の上に対して
六条御息所は光源氏にアイコンタクトもできず、トホホ状態でした。
ブチ切れた六条御息所は、

その後に生霊となって葵の上を呪い殺してしまいます（恐）。

非は完璧に葵の上にありますが、
呪い殺されるほどのことではなかったかと思います（笑）。

なお、この車争いの場所は、
今ではパレードのコースに入っていない一条西洞院のあたりということです。
[京都時代マップ平安京編] に書いてありました。
今では沿道に車がいたらパレードができないくらい細い幅の道です。

今年もトラブルがないことを祈ります（笑）。