相国寺
我が家から歩いて10分ほど、烏丸今出川を少しだけ上がったところに
相国寺という臨済宗(栄西が開祖の禅宗の一派)の大きなお寺があります。
室町幕府三代将軍の足利義満が、
京都御所の北、室町幕府(花の御所)の東に面したこの地に
足利氏の氏寺となるよう建立しました。
そもそも相国とは、太政大臣または左大臣にあたり、
当時の左大臣は足利義満(その後太政大臣)でした。
このお寺、応仁の乱では東軍(細川方)陣地となり、
我が西陣?の西軍と戦ったそうです。
ところで、このお寺の権威ってすごいんですよ。
まず、広い敷地内には多くの塔頭(たっちゅう)寺院があります。
塔頭とは小院、すなわち子供のような寺院の意味です。
そして、あの金閣寺、銀閣寺を山外塔頭として従えています。
[公式ホームページ]
を見るとビックリします。
また、京都中の寺院が宗派を超えて組織している[京都仏教会]
の理事長も
相国寺の管長です。
建物も足利義満の時代には、
高さ109mの京都最高の七重の塔があったそうです。
(すぐに落雷で焼失→すぐ再建→また落雷で焼失)
京都ホテルでさえ、60mですよ。
さて、今朝、その塔頭寺院の一つで中の庭があまりに綺麗なので、
門の外から写真を撮っていました。
そしたら、そこのお坊さんがやって来て門の横の扉を開けて言ってくれました。
「どうぞ中に入って見て行ってください。」
やさしく声をかけていただいて嬉しかったです。中の様子は、また後日!
そうそう、ここに何しに来たかと言うと、
境内にある承天閣美術館で開催されている、
足利義満公600年遠忌記念「若冲展」を見に来たんです。