週末の夜はジャズを愉しみましょう/「ザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズ」 | マスメディア報道のメソドロジー

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ブルーノート・レコードでは、ミュージシャンの名前にしばしば称賛の枕詞を冠します。

「アメイジング amazing」バド・パウエル
「エミネント eminent」J.J. ジョンソン
「ジニアス genius」セロニアス・モンク
「インクレダブル incredible」ジミー・スミス
「ファビュラス fabulous」ファッツ・ナヴァロ

そんな中、「素晴らしい」という意味の「マグニフィセント magnificent」を冠されたのが、デトロイト出身のトランぺッター、サド・ジョーンズ Thad Jonesです。



April in Paris
Billie-Doo
If I Love Again
If Someone Had Told Me
Thedia
I've Got a Crush on You
Something to Remember You

[personnel]
Thad Jones / trumpet
Billy Mitchell / tenor sax
Kenny Burrell / guitar
Barry Harris / piano
Percy Heath / bass
Max Roach / drums

1曲目の"April in Paris"は暑い日も寒い日もサド・ジョーンズがライヴで必ず吹いた曲です。アレンジふんいきばーザーとしのても活躍した彼は、カウント・ベイシー楽団のコンサート・マスターとしてもこの曲を吹き続けました。

私が最高に好きなのは2曲目の雰囲気抜群のブルース曲"Billie-Doo"です。今で言う「ラストベルト」の古き良き時代の風景を想像していつも聴いています

テクニックをひけらかすこともなく、自然体で気品溢れる彼の音楽スタイルはまさに「マグニフィセント」という言葉そのものです。