人体神秘の巨大ネットワーク第 4 集万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった。#人体#腸#免疫力 | カズちゃんのブログ

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人体神秘の巨大ネットワーク第 4 集万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった。花粉症に食物アレルギー。現代人に広がる悩ましいアレルギーを根本解決するカギが、あなたの腸と無数の腸内細菌との間で交わされる“会話”にあることがわかってきた。親から子へ受け継がれる「健やかな腸の会話」とは?#腸#免疫#健康
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花粉症に食物アレルギー・・・現代人に広がる悩ましいアレルギーを根本解決するカギが、あなたの腸と無数の腸内細菌との間で交わされる“会話”にあることがわかってきた。親から子へ受け継がれる「健やかな腸の会話」とは?
■腸
胃で消化された食べものから、水分や栄養分を吸収し、最終的に不要なものを「うんち」として排出する臓器。腸の内部には、食べものなどとともに外から入ってきた無数の細菌がすみ着いており、細菌同士、また細菌と腸の細胞との間で、さかんに情報交換が行われている。

「腸は、ウンチをつくるのが仕事の臓器」だなんて思っていませんか?実はいま、日ごろおなかを壊した時くらいしか意識することのない「腸」が、世界の研究者から大注目されています。食べた物を消化吸収する腸には、「全身の免疫を司る」という秘められた重要な役割があったのです。いま話題の「腸内細菌」が、腸に集結する「免疫細胞」と不思議な会話を交わしながら、私たちの全身をさまざまな病気から守る「免疫力」をコントロールしている。そんな驚きの腸の実像が見えてきました。

■“マー君”の「鉄壁の免疫力」は腸で生み出されていた!
田中将大投手はプロになって丸10年、風邪や食中毒などで試合を休んだことは一度もないという、「鉄壁の免疫力」の持ち主です。実はそんな強じんな肉体を支えるのに、腸の働きが深く関わっていることがわかってきました。
腸は、食べ物だけでなく、それと一緒に病原菌やウイルスなどが常に入り込んでくる危険性のある場所。体内で最も密接に“外界”と接する臓器と言えます。だからこそ腸には、病原菌やウイルスなどの外敵を撃退してくれる頼もしい戦士「免疫細胞」が大集結しています。その数、なんと体中の免疫細胞のおよそ7割!それほど大量の免疫細胞が、栄養や水分を吸収する腸の壁のすぐ内側に密集して、外敵の侵入に備えているのです。
それだけではありません。腸の中には、全身から寄せ集めた免疫細胞の“戦闘能力”を高めるための、特別な「訓練場」まで用意されていることがわかってきました。それが、「パイエル板」と呼ばれる、小腸の壁の一部に存在する平らな部分です。パイエル板の表面には、腸内を漂うさまざまな細菌やウイルス、食べ物のかけらなどの「異物」を、わざわざ腸の壁の内部(つまり体内)に引き入れるための“入り口”が用意されています。そこから引き込んだ「異物」を、パイエル板の内側に密集する大量の免疫細胞たちに触れさせ、人体にとって有害で攻撃すべき敵の特徴を学習させているのです。
こうした腸での訓練を受けた免疫細胞たちは、腸で守りを固めるだけでなく、血液に乗って全身にも運ばれ、体の各所で病原菌やウイルスなど敵を見つけると攻撃する“戦士”となります。一見腸とは無関係に思えるインフルエンザや肺炎などに対する免疫力の高さも、腸での免疫細胞の訓練と密接に関係しているらしいことが、最新研究でわかってきています。腸はまさに「全身の免疫本部」。田中投手の「鉄壁の免疫力」も、腸のこんな知られざる役割によって生み出されていたのです。
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ぶつぶつした中央のへこみは、パイエル板にある“訓練場”への入り口。
■現代人に急増する“免疫細胞の暴走”と腸の関係。
ところが近年、体を守るよう腸でしっかり訓練されているはずの免疫細胞が「暴走」し、本来攻撃する必要のないものまで攻撃してしまうという異常が、現代人の間に急増しています。それが、さまざまな「アレルギー」や、免疫細胞が自分の細胞を攻撃してしまう「自己免疫疾患」と呼ばれる病気です。最新研究によって、こうした免疫の暴走が招く病気の患者さんに「腸内細菌の異常」が生じていることが明らかになってきました。
今回番組で取材したイギリス在住の22歳の女性アスリートは、4年前に突然、命に関わるほど重症のアレルギーを発症し、深刻なショック症状を繰り返して幾度も生死の境をさまよってきました。彼女の便を検査したところ、ある特定の種類の腸内細菌が健康な人と比べて明らかに少なくなっていることがわかりました。一方、日本でいま急増している「多発性硬化症」という病気。免疫細胞が暴走して脳の細胞を攻撃してしまうという難病で、手足のしびれから始まり、症状が進むと歩行困難や失明などのおそれもあります。この病気の患者さんの便を調べると、やはりある特定の種類の腸内細菌が少なくなっていることが突き止められました。
人間の腸内にいる腸内細菌はおよそ1000種類、100兆個以上とも言われています。その中で、今回取材した重症のアレルギーと、多発性硬化症、異なる2つの病気に共通して減少していた腸内細菌がありました。それが「クロストリジウム菌」という腸内細菌の仲間です。およそ100種類いると言われるクロストリジウム菌の中で、ある種類が少なくなっていることが、どうやら「免疫細胞の暴走」と深く関わっているらしいのです。いま世界の研究者が大注目しています。(クロストリジウム菌の中には、病気を引き起こす有害な菌もいます。)
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密集する細かい線状のものが、世界で初めて腸内で高精細に捉えられた「生きた腸内細菌」
(マウスの腸内で撮影)
■「クロストリジウム菌」の意外な役割。
患者さんの腸内で減少していたクロストリジウム菌という腸内細菌は、腸の中で何をしているのでしょうか。その謎を解く鍵は、免疫研究の世界的権威、大阪大学特任教授の坂口志文さんが発見した「特別な免疫細胞」にありました。これまで免疫細胞と言えば、外敵を攻撃するのが役目と思われていましたが、坂口さんが新たに発見された免疫細胞は、その逆。むしろ仲間の免疫細胞の過剰な攻撃を抑える役割を持つことが突き止められました。その免疫細胞は、「Tレグ(制御性T細胞)」と名付けられています。免疫細胞の中には、「攻撃役」だけでなく、いわば「ブレーキ役」も存在していたのです。このTレグの働きで、全身の各所で過剰に活性化し暴走している免疫細胞がなだめられ、アレルギーや自己免疫疾患が抑えられていることがわかってきました。
なんとそんな大事なTレグが、腸内細菌の一種であるクロストリジウム菌の働きによって、私たちの腸でつくり出されていることが、最新研究で明らかになってきました。クロストリジウム菌は、私たちの腸内の「食物繊維」をエサとして食べ、「酪酸」と呼ばれる物質を盛んに放出します。この物質、実は腸に集結する免疫細胞に「落ちついて!」というメッセージを伝える役割を担っています。クロストリジウム菌が出した酪酸が、腸の壁を通って、その内側にいる免疫細胞に受け取られると、Tレグへと変身するのです。もし腸内でクロストリジウム菌が出す酪酸が少なくなると、Tレグも適正に生み出されなくなると考えられます。腸内でクロストリジウム菌が明らかに少なくなっていた、あの重症のアレルギー患者さんや、多発性硬化症の患者さんは、腸内でTレグを生み出す働きが弱くなっている可能性が考えられます。

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電子顕微鏡で捉えた「クロストリジウム菌」

■食物繊維が「免疫の暴走」を防ぐカギに!?。
いま世界中で急増している、アレルギーや自己免疫疾患。Tレグを体内でほどよく増やすことができれば、これらの病気を抑えることが出来ると期待されています。どうすればTレグを増やせるのか。そのヒントが、理化学研究所の大野博司博士が発表した驚きの研究結果によって示されました。なんと、「食物繊維」がカギになると言うのです。
大野さんは実験で、クロストリジウム菌が腸内にたくさんいるマウスを2つのグループに分け、一方のグループには食物繊維が少ないエサを、もう一方のグループには食物繊維たっぷりのエサを与え続けました。すると、食物繊維たっぷりのエサを与えたマウスの腸内では、食物繊維が少ないエサを与えたマウスに比べて、Tレグがおよそ2倍も多く生み出されることがわかりました。つまりクロストリジウム菌は、エサである食物繊維を多く食べるほど盛んに「酪酸」を放出し、それによって腸でたくさんのTレグを生み出すことが確かめられたのです。
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食物繊維をたくさん食べたマウスの腸内では、Tレグが多く生み出された。

■食物繊維と日本人の“特別な関係”とは。
食物繊維はお通じをよくする効果などがよく知られていますが、実は日本人にとって太古の昔からとてもつながりの深いものだと言われています。日本人は、古くは縄文時代の狩猟採集生活のころから、ふんだんにとれた木の実やキノコなどから多くの食物繊維をとってきたと考えられます。その後も日本の食卓によくのぼる海藻や根菜などは、いずれも食物繊維がたっぷり。そのため日本人の腸内には、長い時の流れの中で、食物繊維を好んでエサにするクロストリジウム菌などの腸内細菌が多く住み着くようになったと考えられています。(海藻を分解することが出来る腸内細菌などは、日本人の腸に特有のものとして知られています。)
最近の研究で、腸内細菌研究の世界的権威・服部正平さんが、欧米など世界11か国と日本の健康な人の腸内細菌を詳しく比較したところ、驚くべきことがわかりました。日本人の腸内細菌は、食物繊維などを食べて「酪酸」など“免疫力をコントロールするような物質”を出す能力が、他の国の人の腸内細菌よりずば抜けて高かったのです。つまり私たち日本人の腸には、「鉄壁の免疫力」を生み出す潜在能力が、誰にでも受け継がれていると考えられます。
ところが、とくに戦後日本人の食生活は大きく欧米的な食生活へと変化し、食物繊維の摂取量も減ってきています。そうした急激な食の変化に、長い時間をかけて日本人の腸と腸内細菌が築き上げてきた関係性が対応しきれず、アレルギーや自己免疫疾患など「免疫の暴走」を増加させるような異変の一因となっている可能性が、研究者たちによって注目され始めているのです。

■アレルギーを抑える鍵を発見!?大注目の"スーパー腸内細菌"。
いま世界の研究者が大注目している「クロストリジウム菌」という腸内細菌を知っていますか?100種類以上いると言われるクロストリジウム菌の仲間のうち、ある特定の17種類の細菌が集まると、アレルギーや自己免疫疾患と呼ばれる「免疫の暴走」が招く病気を根本から抑える"特別な物質"を盛んに放出することが、最新研究でわかってきたのです。いわば腸内細菌界の"スーパースター"!この17種類のクロストリジウム菌を「薬」として使い、現代人に急増するアレルギーや自己免疫疾患の新たな"特効薬"にしようという研究が、熱を帯びています。
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培養されるクロストリジウム菌 17種の"スーパースター"。
■日本人が発見!クロストリジウム菌17種の驚きのパワー。
私たちの命や健康を支える「免疫力」を巧みにコントロールする能力を秘めた、17種類のクロストリジウム菌。この大発見をしたのは、慶應義塾大学の本田賢也教授です。本田さんは、私たちの腸で生み出される特別な免疫細胞「Tレグ(制御性T細胞)」に注目しました。
通常、免疫細胞とは、病原菌やウイルスを見つけると攻撃してくれる頼もしい"戦士"ですが、それが「暴走」して過剰に興奮すると、花粉や食べ物の成分など無害なものや、体の正常な細胞まで攻撃し、アレルギーや自己免疫疾患を引き起こすことが知られています。この「免疫の暴走」を抑えるブレーキ役が「Tレグ」。実はTレグは、腸内細菌が出す物質の作用で、私たちの腸の中で生み出されていることがわかり、いま盛んに研究されています。
本田さんは、健康な人の腸内細菌をマウスの腸に移植し、どんな腸内細菌がとくにTレグを増やすのか調べました。そして20~30種類のクロストリジウム菌がTレグを増やす能力が高いことを突き止め、さらにそれらの細菌を培養して、丹念に調べました。
その結果、どれか1種類のクロストリジウム菌だけでは十分にTレグを生み出せないのに、ある17種のクロストリジウム菌が一緒にいると、大量のTレグが生み出されることがわかったのです。実際に、免疫の暴走が起きて腸で炎症が起こりやすい状態になったマウスの腸内に、この17種類のクロストリジウム菌を入れたところ、免疫の暴走が抑えられ、症状が抑制されることが確かめられました。
この発見は、世界中で大きな話題となりました。現在アメリカの大手製薬会社が、この17種類のクロストリジウム菌を使って免疫の暴走が招く病気の治療薬を開発する研究を、急ピッチで進めています。まず治療のターゲットとしているのが、「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」という、免疫細胞が暴走して腸の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患です。将来的には、その他の自己免疫疾患やさまざまなアレルギーの治療への応用も期待されています。
■腸内細菌同士もコミュニケーションをしている!?
でもなぜ17種類のクロストリジウム菌が集まると、大量のTレグが生み出されるのでしょうか。その詳細なメカニズムはまだ解明の途中です。しかしカギを握るのは、クロストリジウム菌が出す「短鎖脂肪酸」と呼ばれる物質であることがわかっています。
中でも重要だと考えられているのが、「酪酸」と呼ばれる短鎖脂肪酸です。これまでの他の研究から、酪酸によってTレグが増えることが確かめられているためです。この17種のクロストリジウム菌も大量の酪酸を出すことがわかっています。しかし1種類のクロストリジウム菌だけでも、酪酸を作り出すことはできます。なぜ17種類が揃うと、その能力が高まるのか。この"17種のスーパースター集団"が何かしら作用し合って、まだ解明されていない未知の物質を作り出し、それが大量のTレグを生み出している可能性もあるのです。もしかしたら、この17種の中には、他のクロストリジウム菌が働きやすい環境を作る"サポート役"となるものもいるのかもしれません。こうした腸内細菌同士のコミュニケーションによって、大量のTレグが生み出される可能性が注目されているのです。クロストリジウム菌以外にも、私たちの腸内にはおよそ1000種類以上といわれるたくさんの腸内細菌が住んでいます。これらの腸内細菌同士も、互いにコミュニケーションしながら影響し合い、助け合って暮らしているのかもしれません。
私たちの腸内には、まるで巨大なジャングルのような豊かな生態系があり、それが私たちの命や健康を支えてくれていることが、わかってきているのです。


■小児アレルギーと腸内細菌の意外な関係。
私たちの腸には、1000種類以上とも言われるさまざまな腸内細菌が住み着き、私たちの健康に大きな影響を与えていることが、いま注目されています。いわゆる「腸内フローラ」です。これらの細菌は、私たちが産まれた直後から私たちの腸に入ってきて、やがては100兆個以上も腸に定住するようになると言われています。私たちの腸が初めて腸内細菌と出会う赤ちゃんのころ、実は腸の中でドラマチックなことが起きて、赤ちゃんが健康に成長するのを助けていることが、最新研究からわかってきました。その幼い腸と腸内細菌との関係がバランスを崩すと、小児アレルギーの発症にも深く関わるといいます。赤ちゃんの腸ではなにが起きているのでしょうか?
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■赤ちゃんの腸で起こる劇的な出来事。
お母さんの子宮の中にいる胎児の腸内は、ほぼ無菌状態です。それが出産の時、お母さんの体に付着した菌などがどっと赤ちゃんの口や鼻から腸へと入り込みます。
このとき、赤ちゃんの腸を健やかに保つ上で重要だと考えられているのが、"お母さんの腸内細菌"です。実は産道を通って赤ちゃんが産まれてくる際、その通り道には、母親の体内に住み着く腸内細菌が存在しており、それが「母から子へのプレゼント」のように赤ちゃんの口や鼻から幼い腸内へ入り込むと考えられているのです。これが、産まれてきた子どもの腸が独自に腸内フローラを育て上げていく第一歩、いわばタネとなります。ところが産まれた直後の赤ちゃんの腸では、一時的に病気の原因ともなる大腸菌などの"悪い細菌"がどっと増えることが知られています。それによってか弱い赤ちゃんの腸がやられてしまわないよう、守る役目を果たす腸内細菌がいます。善玉菌の代表格であるビフィズス菌です。母乳に含まれるオリゴ糖をエサとして、赤ちゃんの腸内では生後4日を過ぎたあたりからビフィズス菌が急速に増え、悪い菌を駆逐します。
さらに、増えたビフィズス菌が「酢酸」という物質を出し、これが赤ちゃんの腸の細胞を丈夫にする働きをすることがわかっています。赤ちゃんの幼い腸は、腸内細菌に助けられて強くなっていくのです。
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赤ちゃんの腸内で大増殖するビフィズス菌(CG)。
その後、離乳食を食べ始めると、いろいろな食べ物が赤ちゃんの腸内に入ってきます。それをエサとして多様な腸内細菌が増え始め、赤ちゃんの腸は、およそ1000種類とも言われる腸内細菌たちが暮らす一人前の腸へと育っていくのです。
■小児アレルギーと腸内細菌の意外な関係。
実はいま、こうして母から子へと受け継がれ、育っていく腸内フローラのバランスが崩れてしまうことが、小児アレルギーの発症と深く関わっている可能性に、多くの研究者が注目し始めています。イギリスで4952名の乳幼児を対象に行われた研究から、2歳までに抗生物質を与えられた子どもは、7歳半の時点でぜん息の発症率が高くなることが示されました。また、ぜん息を発症する確率は、抗生物質の服用回数が多い子どもほど、高くなっていました。細菌感染症の治療に欠かせない抗生物質ですが、多くの命がこの薬によって救われてきた一方で、服用によって腸に住む腸内細菌たちも大量に死んでしまうことがわかっています。幼い時期に抗生物質を不必要に多く服用すると、大切な腸内細菌が死んでしまい、健全な腸内フローラが育つことを妨げてしまうおそれがあります。そのことが、小児アレルギーの発症にも関わっているのではないかと、考えられ始めているのです。
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私たちの腸内には1000種類以上の腸内細菌が住み着いていると言われる(CG)。
現在、小児アレルギーと腸内フローラの研究が世界中で進められています。とくに幼少期の腸内フローラに注目することで、悩ましい小児アレルギーの発症を未然に防げるような方法が、将来的に見つかるかも知れません。

■人工知能で大腸がんを未然に防ぐ!驚異の内視鏡技術。

日本人の死亡原因の1位を占める病・がん。中でも近年患者数が急増しているのが「大腸がん」です。食の欧米化など要因は複数あると言われていますが、その一つが検査の難しさ。異変を見つけるには、内視鏡を肛門から腸の奥深くまで入れて、内視鏡の先についた小さなカメラで探さなければなりませんが、腸の長い管はおなかの中で複雑に折り畳まれていて、正確にくまなく観察することは容易ではありません。ところが今、世界に先がけて日本で開発された"スーパー内視鏡"が、その常識を一変させようとしています。
■"神の目"を手に入れた内視鏡の「超拡大技術」
内視鏡の世界シェア7割を誇る国内メーカーが開発を進めているのが、次世代の内視鏡「超拡大内視鏡」です。その名の通り、内視鏡で見ている映像を、虫めがねのように拡大して見ることができるのが、最大の特徴です。従来の内視鏡でも、腸の壁を最大80倍まで拡大して観察することができましたが、「超拡大内視鏡」は桁違い。なんと最大520倍まで拡大できる上、特別な光を当てて観察すると、例えば腸の壁にある長さ1mmほどの絨毛(じゅうもう)の内部に張りめぐらされた毛細血管や、その中を流れる赤血球まで鮮やかに捉えることができます。
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「超拡大内視鏡」で捉えた絨毛の中を走る毛細血管と、その中を流れる赤血球(矢印の先の赤い点)
さらに、「超拡大」機能を使えば、腸を形作るミクロの細胞一つ一つの形や細胞の中の様子まで見ることができます。まるで大きな顕微鏡を腸の中に持ち込んで観察しているような、驚きの最新技術です。これまでは、内視鏡で見つけた腫瘍を切り取って体の外にとり出し、がん細胞かどうかを医師が検査していましたが、この「超拡大内視鏡」なら、生きた細胞の様子を観察するだけで、腸を傷つけることなく、がんがどうかを見極められると期待されています。増え続ける大腸がんを防ぐための検査が、ぐっと身近で簡便なものになるかもしれません。
■"名医の判断力"を身につけた人工知能で大腸がんを早期発見!
この超拡大内視鏡を使って、次世代の大腸がん検診を開発しようとしているのが、昭和大学横浜市北部病院・工藤進英医師のチームです。通算で30万例以上の大腸内視鏡検査を行ってきた、大腸がん検査の権威である工藤さんらは、なんと人工知能に"名医の判断力"を学習させようと挑んでいます。超拡大内視鏡で撮影した3万枚以上もの病変の画像を、人工知能に見せて学習させるプログラムを開発。腸の中で発見された病変が「がん細胞の可能性がある腫瘍かどうか」を瞬時に判断させる実証実験を進めています。学習した人工知能を実際の大腸検査で使用したところ、超拡大内視鏡が病変を捉えたわずか0.2秒後には、人工知能が腫瘍かどうかを判断し、結果をコンピューター上にはじき出すことができました。その正答率を検証したところ、じつに約89%の正確さ。専門医の正答率91%に迫る高成果です。昨年から国内5つの大学・医療機関と国が合同で臨床研究も始め、さらに正答率を上げて内視鏡検査をする医師の手助けとなる「人工知能の名医」を作り上げることを目指しています。
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内視鏡検査をする工藤医師
そもそも検査が難しいために、世界的に大腸がん検査の専門医が不足していると言われています。それもあって、早期発見・早期治療が困難とされてきた大腸がんですが、日本発の内視鏡技術が、そこに大きな光明を投げかけようとしているのです。

■日本人がかかるがんの第1位!大腸がんとは。
大腸がんとは
大腸がん推移
がんの中で日本人が最も多くかかっている「大腸がん」。新たに大腸がんと診断される人は、1年間で13万5千人もおり、成人男性の10人に1人、女性の13人に1人がかかると推測されています。
大腸がんは、進行が遅い、性質が比較的おとなしい、ほかの臓器に転移しても切除可能といった特徴があり、治る可能性の高いがんと言われています。そのため、早期に発見して適切な治療を受けることが大切です。大腸がんになると、便秘や下痢、血便や腹痛、便が細くなるなどの自覚症状が現れる場合があります。ただ、これらは大腸がんが進行してからの症状なので、早期発見のためには、定期的な検診を受けることが何よりも重要です。ところが、日本人の大腸がん健診の受診率は欧米などと比べて低いことが指摘されています。
■大腸がん増加の原因とは。
大腸がんの原因とは
生活習慣 肥満 アルコールの取り過ぎ 運動不足 喫煙 高齢 遺伝
大腸がんが増えているのは、食生活の欧米化が原因と考えられています。また、近年の研究により、肥満とアルコールのとり過ぎが、大腸がんを引き起こしやすい原因であることが明らかになってきました。ほかにも、運動不足や喫煙なども大腸がんの発症に関わっている可能性が高いとされています。また、高齢になると発症しやすく、遺伝性の場合もあります。早期に外科手術で根治可能な大腸がんを発見するには、大腸がん健診を正しく受診すれば、約9割の確率で見つけることができます。
■腸の画像集はこちらです。

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いつも読んで頂いてありがとう御座います。
自由民主党・・・
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もっと名に恥じぬ行動を!
民主主義、立憲国家、法治国家など置いて来たようです。


『企業のメディアではなく民衆のメディアを 』byエイミー・グットマン アメリカの独立放送局「デモクラシーナウ!」の番組司会・制作責任者。もう一つのノーベル賞と呼ばれる「ライト・ライブリット賞」をジャーナリストとして初めて受賞。

国は国民の命と生活を守ると言う。
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【相手を思う事を古くから語り継がれて、和を大切にしながらうまく、日本で身分に関係なく育まれて来ました…仁の心…分かるのこころ?】



【双極性障害は、統合失調症に比べると、一見ごく軽い疾患の様に見えますが、社会的損失が大きく、社会的機能の障害の程度は、非常に重篤であると言う事です。#精神医学#社会】



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【精神疾患は未だに科学的に解明されていないのです。60年も前のモノアミン仮説論から、(ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン各神経)発展してはいないのです。】発展途上とも言えます。

『明日は我が身』と言う事を忘れてはならない。


日本の社会全体に言える事ですが、人のマイナス面を大きく見る傾向が非常に強いです。村社会の古式文化を何時迄も継承する、おおきな大人達が大問題です。特に50歳代の男性が最悪かと思います。
頭の先からつま先迄変える必要があります。
それと劣化じゃなく、システムを変えようとしない、現状にしがみ付く様ではいつまでたっても良くならない。

当事者(顧客、患者)の負担を軽減すると言う事は、時間とお金の負担を軽減すると言う事ですが、合理化を考えるなら、もっと掘り下げて考えれば、幾つでにシステムを随時改善するという姿勢も必要です。これは社会全体にいろんな場面があるでしょ。

例えば、医療機関と調剤薬局とか。行政の中にもいっぱいあるでしょう。問題意識と向上心があれば、幾らでの、まだまだ至らない処があります。

変えれないものを、変える勇気が必要なのであります。
一旦、ぶっ壊して、再構築した方が返って近道かもしれない。#人生観

本を読め本を本はほんの入り口に過ぎない。

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