こんにちは。
３７年間の公務員生活から一転、好きなことで起業！！
苦手をできるかも？に変える初心者向け洋裁教室を和泉市で運営。
アラフィフ世代のごきげんな女性を増やす
大阪着物リメイクアーティストの藤原計子です。
今日もお読みいただきありがとうございます。
着物の世界観に魅せられて…
着物の市場規模は、
1980年前後から2019年にかけて
約85%減と今まで減少の一途をたどり
自宅に着物がないご家庭もいるのではないでしょうか？
本来ならば、
着物を着用して過ごすメリットは高い。
綺麗な姿勢を保つ
腰痛予防や
お腹を温めるだけではなく
精神的メリットも高いと言われています。
着物や浴衣を着用することで
「心理学的」にはどのような影響を及ぼすのか？
国立大学法人奈良女子大学の
学生72名に調査をしたデータがあります。
着用前後の変化として、
・精神安定度
・自己効力感が増す
・明るくポジティブになる
・やる気が出る
・積極的になれる
などなどの変化が認められたのです。
こんな話を聞いていると
なんだか、着物職人さんの想いや
エネルギー的なものも関係してくるのかな？
と思ったりします。
今日は着物のリメイクで洋服を作るため
着物をぽちぽち解いていると、
昔の着物の本当に丁寧な縫い方に驚愕する時がありました。
例えば、
今回、絞りの羽織を解いていたのですが、
羽織の裏の白い布の部分に、
裏生地と表生地が密着するように、
赤い糸が綺麗に斜めがけにかけられていました。
もう、ただ無心で
何も考えずにひたすら解いていたので…
写真を撮り忘れたのですが
（肝心なところで撮り忘れる私
）
それはそれは綺麗に模様のように、
赤糸が施されていて…
職人技とはこんなことをいうのかなと思えるようなものでした。
今もあるのかもしれませんが、
お見かけしたことがありません。
和裁がわからないので、
何のためにかはわかりませんが、
その丁寧さだけは、
凄く伝わってきて感動します。
細かいことは分からなくても
想いは伝わるものです。
日本人は特に丁寧な仕事することは
世界でも認知されていますが、
ここまでのものか…と
着物職人を
リスペクトせずにはいられなくなるのです。
たくさん手を掛けて作った物には、
そのかけた分のエネルギーが乗ります。
作り手さんの想いや愛…
どんな物にもエネルギーが宿ります。
そして、その物が持つエネルギーは移る…
だから着用した人にも、
冒頭に書いたような心理的効果が出るのかな？
なんて、ふと考えておりました
想いが人を成長させる…
あぁ、そんな着物たちを
ただ捨ててしまうのではなくて、
例え形を変えようと後世に残せたら…。
そんな想いも乗せながら、
着物リメイクでお洋服として
新たな命を吹き込んで行きたいなぁ。
と考えております。
とにかく、一針一針、
お着物を丁寧に扱われていたんでしょうね。
だからこそ、日本の伝統美を大切に、
「この柄域を観て！！」
「この色彩の美しさを観て！！」
「この手触りのよさを感じて！！」
と、今において使えるように伝えていきたいのです。
あと2枚も解いてみました。
二枚とも夏のお着物なので、
涼しげなお洋服にしたいと思います。
こんな風に解いたお着物が溜まっていき、
「いつ作るの？？」状態になってしまっています
それもぼちぼち…。
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今日も素敵な一日を