源氏香って・・・
三香を聴くとか 言いますが
その昔 香を焚いて その香りを当てる ゲームがあったとか。
百人一種ではないのですが 公家の間に・・・
何でも 5種類の香りを焚く順番を当てるのだそうです。
例えば 5種類同じであれば 源氏物語の53帖目の「てならい」と紙に書いて投票し
仲間内で誰が正解かを競うものです・・・
何で 香りと源氏物語が 何処で結びついているのか 疑問に思っていたところ
最近 ようやくその 因果関係がわかりました
--------
5種の香りを焚く際の組み合わせは 何でも52通りになるとか
ここで 例えば AAAAA とBBBBBは同じ「てならい」に数えるそうです
ところで 源氏物語は54帖からできています
その昔 香 のゲームを始めて行った人は
この52通りを 源氏物語の各帖に対応させたようです
ただし、2帖あまるのですが その組み合わせはそれぞれ別に2つの帖を当てています。
厳密に言うと 5種類の香りの組み合せ52種類と
源氏物語の帖との間には必然的な関係はないようです
源氏物語の各帖の登場人物の相関関係に
対応させたがっている説もあったようですが・・・・・
----------
なお 数学的には
例えば
2種類の香りを焚く組み合わせは AA AB の2通りです
BB BAはそれぞれAA ABの組み合わせとして投票します
3種類の香りを焚く組み合わせ AAA AAB ABA ABB ABC の5通りです
以下
4種類の香では 15 通り
5種類では52通り 6種類では203通り ・・・ 順じ増えていきます
昔の人が 果たして 上記のことを知っていて
源氏物語の帖数にあわせたのか
興味の尽きないところではあります・・・