【仙台】5季ぶり4連勝 先制点献上もFW中島元彦2発「逆転できることがチームの自信に」
仙台FW中島元彦
<明治安田J2:栃木1−2仙台>◇第16節◇19日◇カンセキスタジアムとちぎベガルタ仙台が栃木SCに2−1で勝利し、J1だった19年6月1日名古屋戦から同30日札幌戦以来、5シーズンぶりの4連勝を果たした。
前半9分に先制点を献上したが、同16分にはペナルティーエリア内の混戦でMF郷家友太(24)がファウルを受けPKを獲得。
キッカーFW中島元彦(25)がゴール左下に放ったシュートは相手GKにセーブされるも、こぼれ球を冷静に頭で押し込み試合を振り出しに戻した。
さらに後半14分、左CKに反応した中島が再びヘディングシュートを決め決勝点を挙げた。
中島は「失点した後に追いつけるのが昨年からの成長であり、そこから逆転できることがチームの自信になっている」と語った。
栃木は5連敗などでJ3自動降格圏の19位に落ち込み、新指揮官に小林伸二監督(63)が就任。
仙台の森山佳郎監督(56)とともにマツダSC(現サンフレッチェ広島)で出身であり、同チームの礎を築いた今西和男氏(83)の教え子でもある。
試合前、森山監督は「良く存じ上げている小林監督は一瞬で戦えるチームにしてくるので、気持ちの部分で負けていると持って行かれる」と警戒。
それでも前節の群馬戦に続き、予測ができない新体制との対戦の中でも、しっかりと勝ち点3をもぎ取った。
今季こそ3シーズンぶりのJ1に返り咲く。J1時代の19年シーズン以来、5シーズンぶりの4連勝でまた一歩、「J1復帰」に近づいた。
21年に19位で13シーズンぶりにJ2降格。
復帰に燃えた翌22年は7位、23年は16位と悔しいシーズンを過ごしてきた。
クラブ設立30周年の今季、育成世代のスペシャリストの森山監督を迎えて臨み、ここまで16戦は8勝3敗5分けで3位と好調をキープ。勢いそのままに次節は26日、ホームに6位岡山を迎え撃つ。指揮官は「ここからは上位対決が続くのでうまくいかないことが多くなるが、我慢しながらやっていきたい」と力をこめた。
進化を遂げたチームは1歩1歩、着実に目標へと近づいている。険しい道でも歩みを止めずにJ1へと舞い戻る。
私のコラム
ベガルタ仙台4連勝!
決めるべき選手か決めた。
どんどんこれから特徴を出してもらいたい。
ここからだと思います。
日々成長!