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森山佳郎新監督率いる新生ベガルタ仙台は「全員ギラギラ」…担当記者が「見た」


大声で指示を出す仙台・森山監督 J2ベガルタ仙台は沖縄キャンプ7日目の21日、午前にフルコートの11対11などで練習した。


今季は長年、日本代表のアンダー世代などで指揮を執っていた森山佳郎氏(56)が新監督としてチームをまとめている。


トップチームを初めて指導する指揮官が、プロの選手たちにもたらしている影響を担当の記者が「見た」―。 


ピッチの逆サイドまで鮮明に聞こえる大声で、身ぶり手ぶり大きなジェスチャーを交えて指導している仙台・森山監督。


午前にはボールを一切使わないフィジカルメニューをこなし、午後は3対3、5対5、11対11と立て続けに球際の激しさや切り替えの素早さを求めた練習。


選手たちは毎回肩で息をしている。

「いい練習だった」。きつい練習でも楽しくをモットーに、練習後には笑顔で拍手を送っている。 


22年のJ2降格から3回目のキャンプでは、これまで以上にない明るい雰囲気で、日々練習に取り組めている。

昨季はベテラン選手が中心に互いの意見を出し合っていたが、今年は指揮官が常に自分たちでコミュニケーションを取ることを求めている。

年齢は関係ない。

誰が指示を出しているのか分からないほどピッチ上は騒がしく、意見を出し合っている。 

ただ仲が良く和気あいあいとやっているだけではない。

アップで行うような対面のパス練習などでも一つ一つの質を求めて、片渕浩一郎ヘッドコーチ(48)がゲキを飛ばしているのが、いいアクセントだ。


「全ての基準を高めないとその上にいいものはできない」と片渕コーチ。

当たり前にできることの意識を改善させ、精度を上げている。 

指揮官は個人のスキルをベースに、戦術や先発を考えている。

だからこそ、選手たちは必死に自分の良さを出そうと、何げない練習でも一切手を抜くことなくバチバチにやり合えている。


J1C大阪から期限付き移籍3年目となるMF中島元彦(24)も「ここ2年は家族のような感じだった。

今は全員がギラギラしていて、ライバルとして競争意識を持てている」と変化を口にした。

平均2歳ほど若返ったイレブンが球際に強く、走れる新生ベガルタのベースとなり、誰もが応援したくなる熱いチームに生まれ変わっていく。


 〇…90分の練習直後にはキャンプ地の西崎運動公園陸上競技場で4年ぶりにサッカー教室を開催。

地元の子どもたち約60人とミニゲームなどで30分触れ合った。

今季加入した沖縄出身のDF知念哲矢(26)は人一倍元気よく、プロのすごさを見せつけた。


沖縄出身のサッカー選手が増えてほしい思いもあったという。

「一緒にサッカーして『楽しかったね』だけじゃなく、『プロはこれだけすごいんだよ』と見せることを意識した」。

間近でプレーを見た子どもたちは目を輝かせ、笑顔が絶えなかった。


私のコラム

いいキャンプしてますね。

ピッチに入ったら先輩後輩関係ない。

今季は期待してます頑張れベガルタ仙台!