Vリーグ2部リガーレ仙台が「24年初勝利」エース鈴木音19得点
リガーレ仙台対大野石油広島 試合後、観客に手を振るリガーレ仙台・鈴木音
<Vリーグ2部女子:リガーレ仙台3−1大野石油広島>
◇20日◇宮城・富谷スポーツセンター
エースの自覚が、体を突き動かした。
リガーレ仙台が24年最初の試合に臨み、大野石油広島に3−1で逆転勝利。
総得点数チームトップの鈴木音(のん、19)が、バックアタック6本を含む19得点をマークした。
4選手が2桁得点を挙げ、ホームで「24年初勝利」を飾った。
21日はGSS東京と対戦する。
23年をストレート負けで終えたリガーレ仙台が、24年を白星でスタートした。
第1セット(S)はジュースの末に落としたが、4点リードの第2S中盤、鈴木音のサーブから6連続得点。
勢いそのまま同Sと第3Sを連取し、第4Sは25−25のジュースで、鈴木音がスパイクとサービスエースを決め、勝利をもたらした。
V2参戦の21−22シーズンから4戦全勝と得意な相手に勝ったが、「自分たちの精度を上げられる部分はあった。
明日の試合で最高のパフォーマンスができるように頑張りたい」と次戦を見据えた。同参戦3季目の今季、雑賀雄太監督(36)が就任し、4選手が加入。
昨季終盤から頭角を現した最年少の19歳は、チームを引っ張る自覚を胸に、開幕から存在感を発揮してきた。
1月は成人を祝うイベントに出席。「いつも(チームの)お姉さんに助けてもらい、支えてもらっている場面がすごく多い。
20歳になる私ももっと成長していけたら」と目標を掲げた。
「今季初連勝」が懸かるGSS東京戦で、レギュラーラウンド全18試合の前半戦9試合を消化する。
相手は開幕9連敗で、念願の初勝利に燃える。
雑賀監督は「勝ち負けを意識するのではなく、やるべきことを愚直にやる。
自分たちがコントロールできることに心を向けて戦う」と気を引き締めた。
「絶対勝つのが一番の目標。皆さんを感動できる、勇気を与えられるプレーがお見せできれば」と鈴木音。19歳のエースが、大車輪の活躍を見せる。
私のコラム
リガーレ仙台今シ一ズン初観戦。