今まで月イチで更新してきた「サボテン日記」ですが、今回は「サボテン塊根日記」とタイトルを変更します。
引き続き月イチを基本にゆるゆると続けていきますが、もしかしたら投稿数が増えたり減ったりするかもしれません。
よろしければお付き合いくださいm(_ _)m
 
 
 
8月の中頃、ヤフオクにて格安の斑入りサボテンを入手しました。
「格安」というのはこの場合、「この品種、このサイズにしてはとてもお安い」という意味です。
ギムノカリキウム属の翠晃冠錦(←「すいこうかんにしき」と読みます)
Gymnocalycium anisitsii f. variegata
 
 
斑の入っていない個体(翠晃冠)はご近所のホームセンターにて、同じくらいのサイズの株が1000円以下で売られていましたが、「錦」となると多肉専門店のネット通販では5000円オーバーも珍しくありません。
うちにお迎えしたこの子↑は赤と緑のド派手な配色ですが、この派手な赤色部分がすべて斑で、葉緑素のある緑色部分は表面積の3割以下程度しかありません。
葉緑素は植物の成長に不可欠なので、見た目の派手さに反し、この子は超のつく虚弱体質ですガーン
 
斑の入り方が大胆かつ綺麗でとても気に入っているサボテンなのですが、なんだか元気がなさそうに見えたので、少し暑さの和らいできた先週、思い切って植え替えてみました。
株本体や根っこの傷みや腐りはなく、害虫がついている風でもなかったのでその点はひと安心なんですが……
 
 
今まで何度もサボテンを植え替えてきましたが、私史上もっともお上品な根っこが辛うじてついてました。
この有様では、水や栄養を吸い上げるのも一苦労ですね絶望
本来サボテンは、根がまったくない状態からでも枯れずに発根するくらい生命力の強い植物ですが、なにせこの子は表面積の大半が斑入りなので(以下略)
 
 
 
とりあえず、肥料配合済のサボテン用土に植え替えてみました。
高級な土ではないですが、同じ土に植えた他のサボテンたちが順調に成長しているので、品質的には問題ないはずです。
使っている鉢は育成業者さんご用達の、安くて軽くて水はけバッチリのプラスチック製FR鉢。
せっかくうちの子になってくれたので、どうにか持ちこたえてほしいです。
 
 
 
 
植え替えついでにもうひと株。
素焼き植木鉢の表面が本格的にカビそうになってきた(爆)ので、昨年お迎えした金獅子も植え替えてみることにしました。
 
この子は春に一度植え替えていますが、その際「サボテン用」ではなく「多肉・観葉植物用」の土に植えてしまったので、ひそかに気になっていたのです。
この夏、元気に大きくなった金獅子ではありますが、鉢がカビだらけなのは嫌なので、管理のしやすいFR鉢にお引越しさせることにしました。
 
 
「成長が極めて遅い」はずの金獅子ですが、お迎えした時に比べると随分がっしりとして、とてもいい感じに成長しましたラブ
植え替えのために土から抜いた時の姿が↓こちら。
 
 
翠晃冠錦とは根っこのボリュームが全然違います。
傷みもなく虫もついておらず、質量ともに申し分なしの根でした。
 
 
 
 
ひと回り大きなFR鉢にお引越し完了キラキラ
今後も地道に成長してほしいものです音符
 
 
 
 
さて……
サボテン栽培を始めてもうすぐ1年になる管理人ですが、実は数か月前から「シバの女王の玉櫛」という和名の植物がとても気になっていました。
これはサボテンではなくキョウチクトウ科の塊根植物(通称;コーデックス)の一種で、正式名称はパキポディウム・デンシフローラムPachypodium densiflorum)。
その独特な形状がなんとも魅力的だと感じていたものの、最初に見つけたネットショップではお値段が少々お高めだったので、二の足を踏んでいました。
 
ですが8月某日、多肉愛好者たちから絶大な支持を得ている名門ナーセリー「カクタス長田」の直販ネットショップで、比較的リーズナブルなお値段で売られているのを発見。
一点ものではなく数量ものでしたけれど、「『カクタス長田』なら品質に間違いなし!」と確信してお取り寄せしたのがこちら↓のデンシフローラムです。
 

 
 
 
「玉櫛」なんていう優し気な和名の割に、本当に髪を梳いたら血だらけになること間違いなしのトゲトゲしさ(笑)
シルバーがかったような塊根の色もまた魅力的飛び出すハート
パキポディウム属の中では比較的栽培が容易な初心者向け品種らしいので、サボテン同様、気長に成長を見守るつもりです照れ