スズサイコは厄介な花なんです。

 

夕方開いて日が当たると閉じてしまう。

 

そんなに早く、あるいは遅く高尾山には登れません。

 

多摩川にもあるよと教えていただいたので、曇りの日をねらって多摩川へ。   (6月23日)

 

見当をつけたところからはやや離れてましたが、無事にたどり着きました。

 

時間がかかったので閉じてしまったかと思いましたが何株か咲き残っててくれました。

 

全部が開いてます。

 

これは花弁の色が赤紫です。

 

閉じかかってましたが1輪だけ、こちらを向いてます。

 

赤紫のが花弁。黄色いのが副花冠。真ん中に柱冠。

 

副花冠と柱冠が蕊柱をおおっています。蕊柱は雄蕊と雌しべが合体したものです。

 

これも1つだけ開いてます。

 

キョウチクトウ科カモメヅル属なので袋果をつけます。

 

花が閉じた株。

 

早朝にくればこの株も開いていたことでしょう。

 

咲き出すのは夕方5時半ごろからで6時半には開くそうです。

 

閉じるのは午前9時ごろ。

 

キタテハ。

 

時々見かけます。

 

花数が多いのでセイヨウミヤコグサ。

 

茂みから黄色い花がいくつも顔をのぞかせてました。

 

ママコノシリヌグイ。

 

夏の野草です。

 

各地の呼び名の中から牧野博士がママコノシリヌグイを選んだそうです。

 

ノカンゾウ。

 

カワラサイコ。

 

これにもサイコがついてます。

 

ミシマサイコに似て根茎が太い。