正確には山麓よりも上、標高1600㍍以上の樹林帯です。
乱舞するアサギマダラと戯れるのが主目的ですが、花たちも愛でます。
vol1「村山古道でアサギマダラとたわむれよう@富士山」はこちらです。
バスですいすいと上がってきたけど1600㍍はけっこう高い。
植物相も違います。
7月に八ヶ岳で勉強してきたけど、また違う花が。
「あれなあに?」
マルバダケブキ。丸葉岳蕗。
でっかい葉っぱです。
日照のある林縁を好むようで富士山スカイライン沿いに咲いてました。
山では普通に見られるみたいです。
日の差すところで見つけたのはフジオトギリ。
オトギリソウの仲間というのは分かりました。
でも正確には知りません。
戻って「富士山の植物図鑑」(東京書籍)で調べました。
茎が根元から何本も出ていることや、全体に小型なので間違いないでしょう。
富士山周辺や秩父山地で見られます。
全身有毒のバイケイソウ。
梅の花に似てるからバイ。
葉がオオバギボウシ(ウルイ)に似てるので誤って食べる人が出る。
なるほどそっくりです。
周囲の笹が枯れてます。
スズタケのようです。
スカイラインをバスで上がってきましたが途中もみんな枯れていた。
林床の見通しがいい。
日当りもよくなったので貴重な植物が芽を出してくるかな。
ラン科が多いというから楽しみです。
これはシロバナクワガタソウじゃないかとにらんでます。
図鑑で見る限りは花も葉も似ている。
あちこちに咲いてて目を楽しませてくれます。
そんなこんなで村山古道との分岐にさしかかりました。
100年ぶりによみがえったまぼろしの登山道。
ここを登っていけばアサギマダラに会える。
期待は高まります。