旦那さんの私物 | 肺がんと共に生きる

旦那さんの私物

今日、旦那さんの会社に行ってきました。
健康保険証を返却するため。
その代わりに会社にあった旦那さんの私物を受け取りました。
片手に乗るほど。
資格の免許とシャチハタだけでした。
私は段ボール1箱ぐらいかな?
と、思ってましたけど
予想外の少なさ。。
これっぽちっち? ホントに?
疑いましたけど、黙って引き取って帰ってきました。

健康保険も年金も銀行も。なんの手続きもとってません。
そろそろ動かなきゃな。

なんだ。私、まだ生きる気あるんじゃん。

先日、死亡広告が新聞に載ったためか
仏壇屋さんからのパンフレットが7通も届きました。
先ほど、開封して中身を見ました。
買わなきゃなと思いました。

なんだ。やっぱり、私は生きる気あるんだ。
また、そう思いました。

銀行も凍結されたままで現金は下ろせません。
旦那とお別れしてから買い物も行ってません。
冷蔵庫にあるもので食事は母が作ってくれてます。
有難い。
食事の支度は私の仕事なのにな。
家事もすべて母がやってくれてます。
いつまでも甘えてる訳には行かないな。
分かってるんだけど、身体が動かない。

葬儀の時のお坊さんの説法で
忌中の意味をおっしゃられてました。
忌中、忌み嫌うの意味ですが
亡くなられた事を忌み嫌うのではなく
日常のこと。
家事や仕事を忌み嫌うということなんですよ。と。
今では納得です。
忌み嫌ってる訳じゃないけど出来ないでいます。
でも、いつまでも甘えてばかりじゃいられないので
踏ん張らないとな。そんな気持ちになってます。

やっぱり、私は生きていくしかないんだ。
そう思うとまた悲しくなってきました。