いきなりの余命宣告 | 肺がんと共に生きる

いきなりの余命宣告

今日、初めての緩和ケア病院。
昨日、病棟の駐車場とか入り口とか下見したので
すんなり、入場。
酸素借りれないかもと思い、予備の酸素ボンベも積んで行きました。

病院に入ったら、即座に『院内の酸素持って来ますね』って。
がんセンターより凄い。
受付前に酸素借りれました。

そして、初めての主治医との対面。
今後どのようにしたいのか聞かれて
私達は入院はしたくないこと。
だけ言いました。
一旦診察室を出て待ち合い室で待ってると
看護師さんが来て
『ちょっと旦那さんお借りしますね~
レントゲンと血液検査に行ってきます。
奥様はここでお待ち下さい♪』と言われました

旦那が連れて行かれた後、すぐに診察室に呼ばれました
そこで聞かされたこと。
想像もしてないことでした。

肺の状態はかなり進行している。
おそらく残された時間は短い
月単位というより週単位。
一つの事で急にガクンといってしまうこもある。
さっき話してたのに呼吸止まることもあり得る。
肺の予備力もない。
訪問看護、訪問医、場合によっては自宅で看取れる手配を取っておいた方がいい。
私『23日に主人の姉弟が来ます、それまでは』
がんばれば、、、難しい可能性の方が。。
急変の時は現状回復が難しいので延命はしないと言うことでよろしいですか?

ここまで詳しく書けるのは
やり取りを口述筆記してくれた看護師さんに
説明書をもらったから。
もっと色々話しましたが
大まかな事を書いた説明書が渡されました。
涙が止まらず、嗚咽までしちゃって。。
それでも先生は優しく待ってて下さって
看護師さんはティッシュをもって駆けつけくれ
そばにいてくれました。
私は泣きながら、この話しは主人にはしないで下さいと
主人から聞かれない限り言わないで下さいと言いました。
先生は私もそう思ったから奥様だけと話す場所を
設けました。
私だって聞きたくなかったよ。。。
初診でいきなりこんな話しされるとは思ってもいなかった。
昨日、がんセンター行ったばかりだよ
がんセンターの主治医は
『思ったより早く緩和の受診きまったんだね』
って、それしか言わなかったよ

がんセンターの主治医も旦那の余命知ってたのか?
週単位って言われたのに、思ったより早くって何
やっぱり不信感しかないや

取り敢えず、トイレで顔を洗い
泣き晴らした目をなんとかして
笑顔で検査から戻ってきた旦那を迎えました

もう一度、主人と同伴で先生の話しを聞きに
診察へ
呼吸困難時に飲めば楽になるかも。ということで
オプソを処方してもらい
会計をして病院を後にしました。

家に着いた。
私、どうやって帰ってきたんだろ
どの道通って帰ってきたんだろ。
記憶がスッ飛んでました。

とにかく、23日に来る旦那の姉弟にラインしました
上手く言えないので、貰った説明書の写真撮って送りました。

今のこの時も涙がどんどん溢れてくる
癌告知されたとき一生分の涙流したと思ったのに
まだあった。
それ以上かもしれない。
頭が痛い、息がうまく出来ない。
今回は泣いてる事を旦那に知られる訳に行かないので尚つらい。

6時頃に電話が来ました。
訪問医の看護師さんからでした。
訪問医と訪問看護師が決まりましたと。
決まるのは週明けだと言われてたのに。。
早いな。有難いけど。
旦那に決まったこと、言ったら
『そんなに早く決まるって事は俺は相当悪いんだな』って言われしまった。
配慮足りなかった。
『金曜日だから急いで連絡だけくれたんだよ』
『だって、来るのは来週の火曜日だよ?
緊急なら今日にもくるって!』

取り敢えず、私の出来る事は美味しいご飯を作る事
笑顔で旦那と接すること。

そうそう、入院したくない理由に旦那が言った事。
『病院のご飯は食べれません。嫁の作ったものしか食べれません』って
なんか、嬉しくなっちゃった。