主治医との信頼関係 | 肺がんと共に生きる

主治医との信頼関係

結局、主治医との信頼関係は築けなかったな。
あの先生と信頼関係築ける人っているのかしら?
まぁ、いわゆる患者力ってのが私には無かったってことか。

最後まで、怖い存在でしかなかった。
ムッとする顔を見たくなかった。
感情が顔に出るタイプの主治医だった。
怒りの感情ね。
その表情を見ると何も言えなかった。
分からない事は看護師さんに聞いていた。
看護師さんは、物凄く優しい。
それだけが支えだったな。

初診から4年間。
ただの1度も旦那に触れなかった主治医。
聴診器で胸の音も聞くこともなかった。
痛いと訴えた部位も見ることもなかった。
あの主治医はいったい何をしてくれたのか?
治療方針はカンファレンスで決まると言っていた。
私達に寄り添う事もしてくれなかった。
初めて質問した時も
『何度も言ってるとおり!』
などと言われた。
そんな風に言われたら、もう恐くて何も聞けないよ。
そして最後には
『もう5回も治療したので、治療する事は出来ません。
緩和ケアを紹介するので次回からそちらへ』
って。
人の命って、そんな簡単に扱われちゃうんだ。
がんセンターって元気ながん患者しか診てくれないんだ。