ちょっと癖がありすぎながら愛すべきサメ映画たち
人はなぜサメ映画に魅了されるのかといったら、あくまでも自分が思うことではありますが
どんなに酷いサメ映画でも作り手の皆様は面白いものを作ろうという強い思いがなんとなく伝わってくるからだと思っています
少ない予算なのは映像を見ればわかりますが、それを補おうとするアイデア、まだ誰も観たことがないサメをみせようとしている気概
どの作品からもその思いだけはしっかり伝わってきます(多分)
そんな作り手の思いによって観る側も愛を持って鑑賞しようとするのではないでしょうか
そんな
おそらく普通の感覚を持つ人々から見たら観ていること自体不思議に感じるのではないかと思うサメ映画
鑑賞を重ねていくうちに段々と“良い事もあるな”と感じるようになりました
具体的には
・映画によって目線をさらに変化でできるようになった
明らかにB級感漂う作品を文芸大作を観る時の目線でいくと文句しか出ない
たまに感想を見ているとこういう人がいるのでなんかつまんない見方してるなと思います
・だいたいの作品が面白く感じるようになった
これに関してはやはりZ級の作品と相対して慣れてくるとB級くらいはだいたいすごく面白く感じる
・それに伴い一般的に酷いといわれている作品に対して優しくなれる
まあ、書いたとおりです
どれだけひどい映画に対しても寛大な心を持って笑いとばせるようになりました
・危なそうな作品にも平気で突っ込んでいけるようになった
やはり“つまらなすぎて観ていられない”の幅がかなり狭くなりました
どんな作品にもチャレンジしようとする勇気が養われたような気がします
・好奇心の幅がひろがった
言葉どおりなんか気になること、気になるものの幅が今までより広くなりました
なにかに対して“つまらなそうだなぁ”と感じることが少なくなりました、多分
映画に対しての考え方だけではなく日常のことに関してもいい効果が出ているような感じです
自分のなかの価値観でまだ触れていないものをはかるのではなく、とりあえず興味を持ってみる・色々見たり聞いたりしてみる
そして今まで知らなかった世界を知ることができる、自分の世界が広がる、なんて感じのステキな効果が出ているような気がします
一見、無駄に見えるものも意外と無駄じゃなかったり
世の中にそうそう完全な無駄なものってないんじゃないかなと考えられるようになったり
急な思いつきからノリで始めて
途中、後悔ばかりで
何度も心が折れそうになって
ずっと
こっそり他のジャンルの映画観ちゃおうかなとか
全部、早送りしちゃおうかなとか
観てないのに観たことにしちゃおうかなとか
けど
頑張って25本
そしてたどりついた先には
人生を楽しく進めるちょっとしたヒントなんかがあったりして
あぁ
この3ヶ月、無駄じゃなかったなぁ
なんていう思っていたより気持ちのいいゴール
この激闘で手に入れたものは
この先を生きる糧として自分の中にしまっておこうと思います
では長々と書いてしまい失礼をいたしました
また違うサメ映画と出会ってしまった時は皆様にご報告したいと思います
なんとなく
自分の中の楽しめるもの、面白いものが増えました