"厳禁“
厳しく禁じる。
なかなか強い言葉ですよね。
それほど強く禁じたい事。
自分の中ではやはり“ネタバレ”です。
映画やドラマ、小説など
結末等知っていても楽しめるものもありますが
できれば知らずに見るのがベストです。
ミステリやサスペンス、ホラーなんかは特に。
最近、連続で「ネタバレ厳禁」の小説を読みました。
2作とも面白く最後まで読むことができました。
読む前から2作とも「ネタバレ厳禁」という事は承知で、それが売りのひとつにもなっているのかなといった売り出し方になっていました。
人は
ネタバレ厳禁!とか
新作!とか
期間限定!とか
初上陸!とかに弱いですよね。
本は読み終わるまでしばらくの間、付き合う仲になるので出来るだけ最後まで楽しく付き合っていきたいので、やはり取っ掛かりとして興味を惹くキャッチコピーだとついつい手が伸びてしまいがちです。
「ネタバレ厳禁」は最後にドンデン返し、もしくは途中で驚くような展開が待っている事が多いのでよっぽどじゃなければ大ハズレには当たらないかなぁと思います。
しかも結構界隈で話題になっている2作。
買った時は特にそこに凄い惹かれてって感じではなくたまたま連続になってしまった状況。
ただ
この「ネタバレ厳禁」の2作。
厳禁の理由が全く異なるのが面白く
それを説明するのもちょっとネタバレになりそうで
連続で読んだから感じた面白さかなと思いました。
2作ともそんなに長い話でもなく
文章も読みやすい感じで
ストーリーもしっかりしていて
かなりサクサク読み進められました。
ストーリーのジャンルは違う2作。
「方舟」夕木春央
「世界でいちばん透きとおった物語」杉井光
少しでも興味を持たれたら是非とも読んでいただきたい!
「方舟」は
「えぇーっ、うわぁ、あーぁ、あーぁ、あっはっは」
「世界でいちばん透きとおった世界」は
「えっ、えっえっ、えーーーっ」
これ以上は書けません。
気になってしまった方はご自分の目でお確かめください。