猛暑で外に出ることがなく、机の
前でいることが多くなり、ピラテ
ィスヨガを始めることにした。
インターネットでないかと、ピラ
ティスヨガについて調べ、動画で
検索すると、
爽快な一日をとあった。
ビーチを背にした彼女は体を自
由自在に動かし、説明してくれ
ていた。
立つたときの姿勢が美しく違っ
ていた。
正しい姿勢を保つために顔、胸
、肩、足の位置が一つの軸を通
っているようにという。
そのとき、肩に力が入らないよ
うにといい…悪い例も実際にし
てみてわかりやすく言う。
彼女は寝てみて両足を伸ばした
り縮めるのをやってみてくれる
が、簡単ではなく、全くできな
いで終わった。
何でもそうだが、その方法をがわ
かっていても、初めてのときは形
にとらわれてしまう、特に力がは
いってしまい、肩甲骨を寄せ、胸
を広げるところか、肩が覆いかぶ
さり、逆のことをしていた。
もともと硬い体の上に、緊張する
と筋肉が反発し固まってしまい、
リラックスが目的なのにほど遠い
ものになっていた。
これによく似たことは身近にあり、
もっと早くからはじめておけばよ
かったのにと思った。
実のところは、ピラティスヨガの
教室に通っている彼女が体幹を鍛
えるようにと言われたことがあっ
た。
「弱いおかたは…」と言われたの
と同じで、内緒でパソコンで検索
し、初めてこころみてみたのが
この動画だった。
それから3ヵ月後。
彼女に体が硬いしピラティスヨ
ガって難しいが…と話すと、気
づいたときが始まりで決して遅
くはないといわれた。
このときに動画を見ながらピラ
ティスヨガを始めた。
変化に対応できずにいるこの暑
さと体。
バルセロナの彼女はプロレベル
で、レベルは幾段階もありと自
分を慰めている。
せめて正しい姿勢で歩くことが
できればと思うが、熱しやすく
冷めやすい自分。
続けることは難しいが彼女の姿
を久しぶりに見、爽快な一日を
送りたいとあらたに思った。
男と女の物語
2024.9.22
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