南海本線で北助松駅下車。

ここから王子川の河口に向う。

幾つかの建物があり、そのひとつ

高石高校を一回りして散策する。

 

 

 

<助松神社>

助松神社は、創建は不明、寛喜年間(1229ー32)

に、菅原道真を合祀、境内に八幡神社・金毘羅神

宮が合祀されてある。

 


助松神社(泉大津市助松町1丁目3-19)

 

菅原道真は、夜明けを告げる鶏の声を聞き、

京から九州・大宰府に向かう。現在助松神

社では、境内に神鶏を放し飼いにしている。

 


助松神社境内の神鶏

 

<王子川に架かる小高石橋>

「和泉国輿地図(寛延2年・1749年)」に王子川

が記される。

 

 

紀州街道の王子川に架かる小高石橋(大阪府高石市千代田)

 

岸和田光明寺住職陳阿和尚の旅日記

「竹杖日記」(1788-1863)に小高石について

記される。「助松の里をいづれば。橋あり。もと

は土橋なりしを。たびたびミづにや。ちかき頃。

石にかけかへつ。わたればすなハチ。小高石也。」

そこで皮也、狂歌を詠む。

土くれも なきたひらかな 道なるを

          小高石とハ たが名づけゝむ

 

 

和泉国輿地図(寛延2年・1749年)

 

<高石高等学校>

昭和52(1977)年に新設される。旧大阪府立第

111高等学校。

 

 

玄関正門(大阪府高石市千代田6丁目12-1)

 

高石高等学校は、万葉集に歌われた高師浜

の海岸の地に建てられた学校。

新しき時の流れよ、なお未知の世界よ

とびたて われらの夢 眉あげて 進もう

と、歌う。

 

 

北の公園から見る高石高校

 

王子川の右岸を通り、高石高等学校を

時計の反対回りにまわる。海側には臨

海線の松林がみえ、その南端に王子川

の河口の水門にでてくる。

 

 

王子川の河口の水門

 

水門から王子川沿いの堤防と南海福祉専門学校

の間の細い路を通る。

 

 

王子川の水門付近の南海福祉専門学校(左:校門)

 

王子川の右岸を通り、高石高等学校を左に見、

堤防沿いに小高石橋にゆく。

 

 

王子川堤防

 

堤防沿いにゆくと、紀州街道の王子川に

架かる小高石橋に着く。

 

 

 

2022.6.18

難波(御堂筋「三津寺と御津宮」)ー新大阪物語(036)