大細利池(泉佐野市)の桜並木は

満開。

大細利池から関西国際空港の対岸

のゲートタワービルがみえる。

 

大細利池はダンバラ公園の向かい

にあり、池は山の上に築かれ、散

策コースになっている。

 

 

池の東側の桜並木は満開で、メジ

ロはじめいろいろな鳥がいる。

桜の樹に止まって蜜を吸い、すぐ

に飛び立ってゆく鳥がいるなか、

二羽の鳩を桜の通りで見かける。

 

 

池に鴨が七八匹群らがっているの

を見ながら西側の土手にゆくと景

色が一変し、田畑が広がる。

四五十匹の鳩が玉ねぎ畑、キャベ

ツ畑の傍で餌をたべ、ひとの気配

を感じると、いっせいに飛立ち、

あまり遠くない場所へと着地する

。こうして、鳩は収穫を終えた畑

に群をなして餌を求めている。

 

 

 

大細利池の遊歩道の桜は、ほとんど

がソメイヨシノだが、山に生えると

いうヤマザクラがすこしあった。

ヤマザクラはソメイヨシノとは違い、

今は茶色を帯びた葉をつけている。

 

 

満開の桜(大細利池改修碑)

散策道の「大細利池改修碑」による

と。

「大ほそり池」は、すでに元禄元(1

688)年の古文書に記されている。

この頃佐野では新田開発が盛んで、溜

池がたくさん築造され、大細利池は檀

波羅山の美しい景勝地に水辺の溜池と

して存していた。

改修にあたり小細利池は、池の堆積泥

土を浚渫し緑地公園にし、大細利池は

地域の貴重な水資源が末永く受け継が

れることを願い改修したという。(平

成3年3月)

 

 

大細利池のソメイヨシノ。

江戸時代の頃の花見の桜はヤマザ

クラで、ソメイヨシノは明治以降

に改良される。

ソメイヨシノが終わるとサトザク

ラが咲くことになる。

 

 

大細利池は泉佐野市役所の南、ダンバラ墓地公園付近

 

 

2021.3.20

大森神社(鳥居「原文平・中辰之助」)ー新大阪物語(979)