九死に一生を得たあさはの容態は
回復。
生命保険の話を耳にした九転十起
のあさ(波瑠)。
ドラマはいよいよ佳境に入る。
 
 
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大隈重信の妻、綾子(松坂慶子)は
はつが女子大学校をつくる夢をすて
ないでいるのに安心した。
募った協力者の名簿には、夫人たち
の名も挙がっていた。
 
商工会議所の仲間からは、いま生命
保険の事業に多く参入する一方、倒
産していく会社が幾つかある話を
くことになるあさ。
(今ある夢に、あらたな夢がふくら
むあさ)
 
大阪の生命保険誕生
ー日本生命と弘世助三郎ー
大阪で生命保険が誕生したのは、明
治22(1889)年、日本生命保険
会社(現日本生命保険相互会社)。
 
地元の相互扶助組織に関与していた
近江(滋賀県)の弘世助三郎は、
命保険の仕組みを福井県官吏の森八
男に聞かされ、当時関西になかった
この分野の事業を起こす。
 
 
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日本生命大阪本社(大阪市中央区今橋3丁目5-12)
 
 
 
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弘世助三郎は、弘世家の養子にはいり、
幼少の頃から商売の原理を教え込ま
ていた。
なじみ薄い生命保険の分野で、社会的
信頼を得るために、社長に大阪の豪商
で知られた11代目鴻池善右衛門を据
えた。
明治後半に、保有契約高が業界一とな
り、現在に至る。
 
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今橋通り豪商鴻池            
 
 
 
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鴻池本宅跡(中央区今橋2丁目)
 
 
日本生命の今橋通りの東の端は東横
堀川。
川の西側に、両替商の豪商鴻池、天
王寺屋が並び、『日本の富の七分は
大坂にあり、大坂の富の八分は今橋に
あり』と云われていた。
ところが、明治維新で、天王寺屋
じめ大阪の両替商はほとんどつぶれ
るなか鴻池だけは残った。
 
亀助(三宅弘城)が役員秘書となり、
あさを守っていくことになり、千代
(小芝風花)は東京の大学生に恋心
を抱く。
有田に帰った惣兵衛(柄本佑)は姑
に、山王寺屋(モデル天王寺屋)の
看板をあげる夢はあきらめるように
と話をし、明日につづく。
 
 
2月20日