台風により、朝から菜園(大阪)の畑の水が
あふれ、浸水を防ぐ作業をした。
各地は河川の増水で、山間部や海辺は大変で、
海岸部の海の街はどうだろうかと思った。
映画「海街diary」を7月7日に観たが、よく
想いおこす映画だ。
 
映画「海街diary
父が、そして母が3人の姉妹を残し家を去った。
祖母に育てられた3人姉妹が、後に亡くなった
父の子と一緒に暮らすことになる海街diary。
イメージ 1
 
          夏帆   綾瀬はるか  広瀬すず  長澤まさみ

 
次女・長澤まさみ
はじめに、女性の足元から全身に映され、
をまとっていない男性と女性が映されて始ま
る映画。
この女性が次女(佳乃)の長澤まさみ。
映画を観る前に「カンヌ国際映画祭」で見た
とき、胸をあけたモデルのような彼女だった。
次女(佳乃)は、くりかえし男に捨てられ、
ざっくばらんな性格を演じていた。
一緒に暮らすことになった中学生の妹に、
恋をすると、世の中がぱっとあかるくなり』と、
すすめるところがおもしろかった。
 
長女・綾瀬はるか
長女(幸・ゆき)役が綾瀬はるか。
両親なきあと、家を、妹たちを親にかわり
面倒をみていた。
その彼女にも、マンションで食事をつくる
相談相手の彼がいた。
彼は、ゆきと同じ病院に勤め、妻子ある医師
で、外国に勤めるようになり、一緒にと言わ
れるが、断ることになる。
この映画は、ごく普通の日常を包みかくさ
ないで、肩をぬいて描かれているようだった。
 
三女・夏帆
三女(千佳)役が夏帆。
新たに出来た妹に、記憶にない父のことをたず
ね、おっとりしていて、皆と性格が違う彼女だ
った。彼女が勤める登山家であった店の男性と
ごく自然な生活のなかでの関係だった。
 
四女(すず)役の広瀬すず
広瀬すずは、中学生役で賢く、サッカーも上手
で、海街の暮らしになじんでいく。
桜並木のなかをクラブの子に自転車に乗せても
らい、通り抜ける。
恋に芽生える一歩手前の彼女が、風呂にはいり、
扇風機の前で、真裸で風にあたる後姿の彼女を
映しだし、長女のゆきが、(母親かわりに)
「女の子が……」と叱りつけていた。
 
三人の姉妹は、自分たちを捨てた父が残した
妹を家族にむかえたのがよかった。
そして、祖母が梅酒をつくっていた樹の梅で
中学生の妹に梅ジュースをつくる姉妹たちに
ぬくもりを感じた。
映画っていいですね。
 
参考(出演者
大竹しのぶ(3人姉妹の実母)
樹木希林(3人の大叔母)
堤真一(長女幸の病院の医師)
風吹ジュン(海猫食堂店主)
リリー・フランキー(喫茶店の店主)
坂口健太郎(次女の年下恋人)
 
是枝裕和監督の作品
 
 
 
6月5日