LINEアンプは5台目の製作です、TOEIの10K:600Ωインピーダンス変換トランスを使用して2台目になります。今回も電源トランスにリーケージが少ないRコアを使用したいがため、ヒーターをスイッチング電源を取り入れました。COSEL/PBW15F 5V3Aです。WE101F直熱3極管の為、チャンネルに1台必要になり、stereoでは2台必要になります。きっかけは新 忠篤氏の古典球アンプの作り方楽しみ方に掲載されている、WE101D単管CD用ブースターアンプです。掲載記事は入力にインプットトランスを用いています。記事の中でヒーターDC電源のリップル管理を十分にしないとハムが出るとのこと。3端子レギュレーターLM317Tを2段する内容です。製作が面倒だとすぐさま頭をめぐり、それだったらスイッチング電源を使えばいいじゃないかと思い使うことにしました。
入力には利得を稼ぐためのINPUTトランスはコストアップにもなるので使いませんでした、WE101Fのμは6.2、TOEIのトランスの比率は約4:1なので0dBアンプになるのではと予想を立てました。私の経験上、LINEアンプは5-10倍程度の利得があったほうが良い結果になります。もし、結果が思わしくなければ10倍程度のステップアップトランスも持っているのでそれを咬ませればいいだろうと思いました。
今回はシャーシー天板に取り付けビスの頭を見せないように配慮しました。サブシャーシーを設け、側面にビス止めにしました。その為、すっきりとした仕上がりになりました。
今回も試作を行い動作を確認してから、シャーシーの図面を作り、工場に発注をしました。いつもは発注後10日前後で上がってきます、年末でもあり時間がかかると覚悟していましたがいつも通りの期間で上がってきました。
製作にあたって、アンプは楽しくデザインしたいと日頃から思っています。今回も1mm幅スリットと丸頭くぎを使ったアクセントを踏襲しています、プラス 中央にメダルを埋め込んで見ました。パイロットLAMPはオーディオ専科さんから入手しました。照度を落とすため抵抗を入れてあります、明る過ぎるのは野暮ですね。
部品配置です、リップルコンデンサーはベーク基板を使わなかった為、ホットボンドで固定しています。いつものように整流Diは1個のみです。どうしてもマランツ7の整流回路が頭から離れません。
今回も失敗を繰り返しています、組み上げ、繋いでみるとハムが出てくるではないですか、試作では出ていなかったハムです。
前回WE283Aでチョークトランス誘導で出力トランスでハムを拾ってしまいました。今回、試作でトランス間の距離を確認してましたが、また同じ失敗をしてしまったと落胆してしまいました。今回はスイッチング電源をヒーターに使っているのでヒーターハムの影響は除外、いろいろと調べて行くと、画像でお分かりになるように、VRとグリット間が単線で結線(上画像)しています。この短い間でハムを拾っているのが分かりました。この間をシールド線変更(下画像)で解決できました。しかし、新 氏が記事中で述べているように限界はあるようです、深夜、A5のスピーカーからは完全に取れきれないノイズが多少出ていきます。私自身はノイズをあまり気にしないほうです、良い音で聴かせてくれれば我慢できます。
5台目の直熱管LINEアンプですスイッチング電源の高周波影響でのキャラクターが出るのではないかと心配をしていましたが感じられません、直熱管をスイッチング電源で点灯するのは多く例は見受けられません、どう評価されているのか気になります、多くの情報が欲しいと思っています。
本機は前回のWE283A(スイッチング電源でヒーター点灯)の音質に似ているように思います。ウエスタンエレクトリックの音色なのでしょうか、スイッチング電源の音色なのでしょうか。すでに手放してしまった、WE124 POWERAMPの音は忘れてしまっています。しかし、現在は、この音色に満足、常用としたいと思います。









