輸血用血液は、現代の技術でも人工的には造れません。
献血について誤解されていることが多いので、改めて書きます。
献血で集められた輸血用血液は、事故やケガをした患者さんに使われると思われているようですが、違います。
輸血用血液の多くは、ガンや白血病などの患者さんの、毎日の治療に使われています。
自分自身で正常な血液を作り出せない患者さんは、輸血を受けないと今日を生きることが出来ません。
そのいのちを繋ぐ大切な血液は、人工的に造ることは出来ませんし、保存期間にも限りがあります。
身体中に酸素を運ぶ赤血球は、21日間。
出血を止める働きをする血小板は、わずか4日間。
患者さんたちにとっては、生きるために切実に必要なものなのです。
夏の暑い時期や、冬の寒い時期は、どうしても献血してくださる方が減ってしまいます。
でも、患者さんたちにとっては、いつでも変わらず必要なのです。
健康な身体をお持ちのみなさま。
是非是非、お近くの献血ルームや献血バスが出ている会場へ足を運んでください。
結果は目には見えません。
でも必ず、その善意に救われる患者さんがいます。
どうかご協力をお願いいたします。
ほんの少しのあなたの勇気で、助かる人がいます。