日本に行っていた孫が帰ってきた。
 一年そこそこで日本語が上手になっており、敬語も使えるようになっていたのには驚いた。

 日本語を学びながら「Rカンパニー」と言う劇団に所属して「泣かないで」と言うミュージカルに出演させてもらって鍛えられたのが、このような結果をもたらす結果になったようだ。

 彼の故郷は、どうも日本ではなくパースらしい。パースの街が一番気が置けない場所らしい。

 いちばん寂しいことは、祖母がいないことらしいが、帰ってきた日から友達と誘い合って遊び歩いているところをみると本人が口で言うほどでもないようである。
 
 私としては、大学で修得した、IT関係で身を立ててもらいたいのだが
どうもその気は、今のところないらしい。

 人生には、回り道も必要である。大いに回り道して、大いに挫折したりしながら自分の道を見つけてもらいたいものである。

 来月になると日本に帰ると言っているところを見ると日本か好きになってきたらしい。