3/1に子宮体癌の告知を受け、
前回、手術に向けての術前検査が一通りおわり、その検査結果をききにいく話です。
■2024年3月18日
術前検査の結果を聞きに再度医療センターへ。
いつも通り妹が付き添ってくれ、診察室へ呼ばれました。
いつも優しい笑みを浮かべている先生の表情は、正直読めませんでしたが…心なしか少し嬉しそうでした。
「検査の結果ね、やっぱり初期みたいだよ。転移は今のところ見られません。」
にっこりと笑った先生のPCには、「推定ⅠA」という記載がみえていました。
これは不安で色々と調べていた時に幾度となく目にした表記でした。
私の調べた情報の中で、一番危険度が低い状態のものだったように記憶していました。
「出来るだけ早くとってしまっておきたいよね。ただ今凄く手術が多くて…」
手術のスケジュールが3月も4月もパンパン…と先生が困り顔。
私が入院となれば、当然、働いている妹が一人で母の通所の準備、食事の介助や身支度、家事等をこなすのは困難です。
更に入院中の私の放っておくことも、妹の性格上出来ないだろうとおもうと、母をショートステイで預かってもらうことになります。
その準備や調整などもあるので、スケジュールがまだ埋まっていない5月のGWがちょうど妹の仕事も休みになっていいだろうということで、5月1日手術を行うために4月30日に入院することがきまりました。
未だ少量ですが出血は続いていて、更にもともと貧血気味のため、手術に向けて鉄剤の処方をうけ、貧血の改善をはかることになりました。
本当なら事前に少しずつ自分の血をストックしていって手術の時に使えたらよかったのですが、
もともとの貧血が更に悪化してるので今回は必要になれば輸血を使う、ということになるだろうとのことでした。
話が終わり診察室をでた瞬間、ぽろっと涙がこぼれ落ちました。
「転移がなかった」
ただそれだけで、なんだかすごくほっとしたのを覚えています。
未だ、私の体に癌はあるのに。
それが他の部位にうつっていないだけで、安心したのです。
5月の手術に向けて、体力づくりを頑張るぞ!
決意を新たにした数日後、妹に「臨採」のお話がきました。
私の手術に立ち会えるかを不安そうにしていましたが「私もがんばるから、あんたも頑張っていっておいで!」と背中を押すと、妹はすぐにその電話を折り返し久しぶりの学校勤務が確定しました。