古いMacの活用3 MacBookAir2012

 

 

 はじめに

ジャンク品として約3,000円で購入した 11インチの MacBookAir 2012 で色々と試行錯誤してみた記録になります。

過去にも、電源ケーブルなどハード面、そしてOS のアップグレードや Windows のインストールなどソフト面の2つのブログをあげましたが、今回はソフト面の追加になります。

 

その後にMacBookAir(M2 2022)を購入したので、しばらく放置しておりましたが、MacBookAir2012で使用していたWindows用のParallelsのライセンスはそちらにまわすことにしたので、MacBookAir2012へのインストール内容の見直しになります。

<Apple公式ページから>


 

 変更見直し

MacBookAir2022を購入する前は、MacBookAir2012+Parallels+Windows10でした。

MacBookAir2022を購入したので、MacBookAir2022+Parallels+Windows11となりましたので、Parallelsのライセンスが使えなくなりWindows10のライセンスが余ってしまいました。

 

ですので、大きくは MacBookAir2012の初期化からの入れ直しと、Parallelsに代わる仮想化ソフトの再検討になります。

 

●MacBookAir2012の初期化

MacBookAir2012のmacOSは10.15.7のCatalinaまでしかアップグレードできません。

そのため、MacBookAir2022で覚えたやり方では初期化できませんでしたので、ここにメモしておきます。

・iCloud からサインアウト

 「システム環境設定」の右上の「AppleID」のところで全てのアプリのチェックを外していく

 (本当は「探す」のところを注意すれば良いのかもしれませんが、一応すべてにしました)

・端末を再起動させる際に、command+Rを押し続け

・ユーティリティの「ディスクユーティリティ」で「Macintosh HD - Data」のボリュームを削除(左上の「ー」)し、

 「Macintosh HD」を(真ん中の上で)「消去」

・ユーティリティで「macOSを再インストール」で「Macintosh HD」に

 

 

●仮想化アプリの検討(振り返り)

やはりWindows10のライセンスを余らせるのも勿体ないですし、メインになったMacBookAir2022が不調になった時などのために予備機として準備しておくために、macOSの上でWindowsを動かす仮想アプリ、ソフトの再検討になります。

 

前回の検討の際にも書きましたが、いくつかの方法があります。

いったん、前回に書いたものを再度列挙します。

 

・Boot Camp

これはパソコンを起動する際に Mac もしくは Windows を切り替えるパターンです。

もう一つの、Mac が起動している中で Windows が動いているパターンの方が面白そうなので選びませんでした。

ちなみにこの方法が使えるのは Intelチップ(プロセッサ)のみのようです。

 

・VMware Fusion

仮想デスクトップとして有名ブランドです。その VMware の Mac 用が個人利用では無期限で無償とあったのでダウンロードしてみました。

https://www.vmware.com/jp/products/fusion.html

しかし、ダウンロード前の画面では macOS 10.15 以降とあったのに、インストールしようとすると macOS 11.0 以降が必要とエラーになり失敗しました。ダウンロードする物を間違えたのかもしれませんが、そのまま諦めました。

 

・VirtualBox

こちらも無料です。

ここからダウンロード、インストールすることができました。

「システム設定」「セキュリティとプライバシー」「一般」で Oracle を許可する必要があった以外はすんなりです。

その後、仮想OSとして Windows10 を作成します。

から Windows10 の ISOイメージ(早い話が CD や DVD をそのままファイルに保存した物) をダウンロードして、それを指定することでインストールするを実行して行きました。

無事に Mac の上で Windows が動作することを確認することができました。

しかし、下記 Parallels と比べると動作が重かった(私の設定等のせいかもしれません)ので、選択しませんでした。

 

・Parallels

これは有料ですが、無償トライアルができましたので試してみました。結果、私はそれで購入してしまったので良い販売モデルですね。

こちらも、上記サイトから Parallels をインストールし、Windows10 をインストールしていくだけでした。

VirtualBox の時と同様にセキュリティ設定が要求されますので、指示通り設定しました。

 

しばらく触ってみて軽さも問題なかったので、Amazonで購入して使っています。同様にWindowsも購入してライセンスキーを投入しました。

Parallels は macOS 側と「デスクトップ」「ダウンロードフォルダ」を共有できて非常に便利です。 VirtualBOX でも出来たのかもしれませんが、標準設定ではなかったようです。

 

●仮想化アプリの再検討

上記のように前回はParallelsを選んだのですが、そちらのライセンスはMacBookAir2022に使うことにしましたので、再検討です。

 

前回では検討対象に選ばなかった

・UTM

というものを試してみました。

ただ、こちらは macOS11 以降しか対応していないとのことで失敗してしまいました。

 

 

そこで改めて VMWare Fusion にチャレンジすることにしました。

Webからのダウンロードでは macOS10.15.7で動作できるものを見つけられなかったので、別方法です。

プログラム開発をする人などはインストールしていることが多そうな「Homebrew」を利用します。

です。

これのインストールは、上記ページの1行コマンドラインを「ターミナル」で実行することでできます。

 

このHomebrewのインストールができた後は、同じく「ターミナル」で

 brew install vmware-fusion

と実行することで無事に VMware をインストールできました。

いつものように「セキュリティとプライバシー」の関係のVMwareの許可をしたり、

VMwareのページで無償のライセンスキーを入手して投入したりも行います。

 

そのあとは、MicrosoftのページからダウンロードしていたWindow10のISOイメージを選択して仮想マシンを作成していきます。

簡単セットアップではメモリの割り当てが2MBでしたので、後から4MBに増やしてみました。

ただ、使用するディスク容量は最低が60GBとなり減らせないのが残念でした。

 

そのあとは無事に Chrome や MS-Office もインストールしたり、iCloudの設定もできました。

 

しかし、VMwareがParallelsより重いのか、MacBookAir2022で慣れたのにMacBookAir2012のスペックに下がったから重く感じるようになったのか、メインに使うようにはならないと思います。

 

 おわりに

ちゃんとした使い方、インストール方法を知らなっただけかもしらないVMwareのお試しもできた上に、メインのMacBookAir2022に何かがあったときのためにMacBookAir2012でWindow10を動かすところまで用意できたのでちょっと安心です。