day 43
体重 15.8㎏ 腹囲 64.6㎝・60.6㎝
血球の数自体はみんな横ばいで、輸血の必要はなさそう。
凝固因子補充の為、FFP投与。
腎機能が昨日と比べて若干悪くなっている印象がある。
ラシックスの投与で尿量は確保されているが、輸液の微調整を行う。
『昨日の夜は(泣き声が)うるさくて眠れなかった』って言っていたけど、
痛いところとかはなく、その他は機嫌良く過ごせていたようだ。
体が痒くて皮を引っ張ってしまう。
午前中ヤクルトを飲んだ直後に、『吐いちゃう!』って言って、少し嘔吐した。
でも、その後は落ち着いた。
今日は自分からは何もやりたがらなかった。DVDを見るかどうか聞いても、
『見ない。』
と答えるわりに、DVDをとりあえずつけておくと、黙って見ていた。
レントゲンを嫌がり大騒ぎで、放射線技師や医師を困らせた…
大泣き、大暴れして疲れてしまった。
リハビリのスタッフが来て、最初は嫌がっていた。
くすぐったりしてもいいから、足を動かしていった方が良い。
布団が足に掛かって重みがかかるのもまずいから、
直接布団がかからないようにするアイテムを使う事になった。
血球は減少傾向少なく、最近は輸血なしでもほぼ横ばいで推移している。
フラグミンの投与継続で来週より月水金の採血で様子をみる。
VODに関しては、腹囲・体重・ビリルビンともにいずれも若干軽快傾向。
FDP、D-Dimerも若干低下しており、全体的に若干軽快傾向か?
Fbgの低値が認められているために、FFPの補充が必要。
ノイアートを連日使用しているものの、ATⅢはなかなか上昇してこない。
腎機能障害は昨日のCcrは29.9ml/min/1.73m2、FeNa 4.4と
腎性の腎機能障害が悪化している。
尿量も本日は昨日と比較して減っている印象。
ラシックスと輸液の調整が必要。
肝機能障害に関しては、本日のNH3は23と昨日とほぼ横ばい。
ChEの数値が下がっているが、凝固系は改善しており、
全体としてみると横ばいか?
呼吸障害は横ばい。レントゲン上も大きな変化は認められない。
利尿剤は尿量を見ながら、あまりに少ない場合は増量する必要あり。
またそれに伴い、電解質などの変化にも十分注意する。
タクロリムスの血中濃度はやや低めであるが、
FK506の濃度はこのままで。
『早くして~』
処置などをしようとすると啼泣してしまうも、
処置が終了すると穏やかである。
声かけに対しても答えてくれる。
微熱持続し、クーリング実施。
HR:120台ベースにて経過。
酸素5LカヌラにてSpO2:92-94%にて経過する。
適宜飲水実施。
13時に突然少量の嘔吐みられたが、
嘔気持続はしていない。
午後のBPやや低めであったが、
再検して92/52にて経過みることとなる。
排尿少なめにて経過、
血性時折混じるも、コアグラなどはみられず、
詰まっている様子は見られず。
6-12時Hr→80mlにてラシックスiv
バランス+179.5
日中排便1回あり、茶色の粘液便
本日も褥創処置実施。
褥創の悪化および広がりは見られず。
昨日と同様の処置実施した。
痛がる様子はなく、出血も見られていない。
足のリハビリを実施しようとすると嫌がってしまう。
PTの指導もあり、足が尖足気味になってしまっているが、
現段階でリハビリをすれば何とか元には戻ると。
布団が重みになって足に負担をかけ、
尖足を悪化させる恐れがあるとのことで、
離被架を利用して足への負担が
少しでも軽減されるようにした。
また、他のリハビリも遊びを取り入れながら
実施していくよう指導されており、
家族の理解も良好であった。
夜間は眠りが浅く訪室すると開眼し
再び入眠すること多い。
皮膚の掻痒感あるため掻いているが、
傷ついていることはなし。
水泡部は仙骨部で滲出液見られるが
他は落ち着いている。
後頚部は当てていたガーゼに
出血跡見られたため新しく貼り直し
以降は見られず。
準夜帯で体温38.0℃と上がりクーリング開始。
血液培養検査提出。
翌朝は37.4℃
呼吸状態は酸素5LでSpO2:93-96%と安定している。
air入りは浅め。肺雑なし。
朝方咳嗽軽度聞かれる。
【IN-OUT】OUT:12-18時 160cc+55g IN:295 バランス+80
18:30 ラシックス30mgiv
18-0時210cc+15g 333cc バランス+118
0:30ラシックス30mg
トータル700cc+121g 1165.5cc
0-6時 200cc+15g 243cc バランス+28
6:30 ラシックス30mgiv