day 42

体重 16.0㎏ 腹囲 62.5㎝・70.5㎝


WBC 10500

RBC 2450000

Hb 8.2

Ht 24.0

MCV 98.0

MCH 33.5

MCHC 34.2

RDW-CV 25.8

PLT 19000

Ret 52.3

血球は昨日と比較してほぼ横ばい。輸血はなしでいく。


凝固系も横ばいでFFPはなし。


血栓の壊れ物の数値は少し低くなってきてはいるが、また高値。


腎機能は横ばい~若干上昇。


電解質は輸液によりだいぶ補正されてきた。


カルシウムの値が上がってきたため、輸液を少し調節する。


肝機能は下がってきており、昨日より横ばい。


ビリルビンは若干上昇。

夜間は浅眠がちだったけど、機嫌は良かったようだ。


午前中に着替えとオシッコの管入れ替えとレントゲンを頑張った。


でも、レントゲンはだいっ嫌いで、泣き方はそりゃ~凄かった。


足首が寝ている時にのびてしまうので、


このままだと固まって曲げられなくなり、歩けなくなってしまうので、


リハビリを少しずつ始めていく。

フラグミンを使う治療で引き続きやっていく。


VODを発症してから時間が経ってきているので、


プロテインC、クリアクターは使わない。


消化器科の医師に相談して、栄養も少しずつとれるようにしていきたい。(できれば口から)

ビリルビンだけ上昇。胸の水も増えてはいない。


皮膚科医が来て、だいぶ良くなっていて、糜爛もほとんどなくなっている。

今日は私にDS(どうぶつの森)をやらせて、しばらく見ていたり、


DVD(これまたどうぶつの森)を見ていた。

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血球は輸血なしで比較的保たれるようになってきた。


血小板などは前回に比べて上がってきている。


赤血球や白血球は横ばい。


今後も血液検査で評価し、適宜輸血の必要があるか評価する。


VODに関してはBilの上昇、体重や腹囲は減少傾向。


INRは横ばい、FDP、D-Dimerなどは若干の改善。


総合的に昨日と比較して状態はほぼ横ばいと考える。


肝機能障害に関しては、ChEのベースがここ数日100台中盤となっており、


アンモニアも上昇してきていることから、肝予備能の低下が危惧される。


呼吸障害は現在酸素を投与しながらSpO2は90台前半となっている。


胸部レントゲンでは悪化の兆候はない。


利尿剤はラシックス30mg×4回で継続していく。


VOD評価目的で腹部および心エコーを施行する必要あり。


『メロンクリームシャーベットがいい!』


声をかけると容易に開眼。


話をすると苦痛の問いや、上記のように自分の希望を伝えてくれる。


12時頃家族が来院。DVDや兄弟の写真を見て過ごされる。


レントゲン撮影や皮膚科の処置など、体動を伴う処置をすると、


苦痛表情で泣いてしまうが、ゆっくりと説明しながら行うことで、


腰上げなどに協力してくれる。


全身および眼球黄染著明。


腹部膨満・緊満も著明。四肢の浮腫はなし。


9:30にバルーンカテーテル入れ替え。


その後時折血尿見られるが、大きなコアグラは出てきていない。


6時-12時 IN266ml OUT300ml(排便1回45g含む)-44


→12時過ぎにラシックス30mgivされる。


皮膚科医師往診。皮膚剥離に伴う出血や滲出液の染み出しは改善傾向。


前胸部・両側腹部・仙骨部のみ洗浄+アズノールを塗ったトレックスガーゼ


+ガーゼもしくはパット保護。


それ以外の部分は痂皮傾向であり、特別な処置は行わず、


ヒルドイドローションの塗布などで皮膚の保湿を保っていくこととなる。


『いたーい』


両足首関節尖足気味。


関節拘縮の予防方法を相談するため、


整形外科(リハビリ)コンサルト。


主に両足首関節と両肩関節の可動域制限


(長期臥床による関節拘縮)が疑われるとのこと。


床上リハビリの適応。ADLの拡大というよりは、


他動運動による関節拘縮の予防を目指していく。


看護計画立案。明日より不定期ではあるが


PTによるベッド上リハビリテーション開始予定。


また本日整形外科医師より本人及び家族にも


リハビリ方法説明あり、表をベッドサイドに掲示した。


今後本人の状況をみつつ、看護師及び家族で協力しながら


リハビリを進めていく。


『早くしてー。ぼく眠いの。』


体温37.4℃ HR110台 入眠中は90-100台


R24 SpO2:92-94%(酸素5Lカヌラ)


BP105/59


ずっとDVDをみており、機嫌まずまずだが、


処置時は嫌がり声を荒げている。


右側腹部の皮膚剥離を中心に掻痒感あり、


自分で皮膚をめくってしまう。


後頭部と胸部の2箇所が再出血してしまい、


ゲンタシン+トレックス+ガーゼにて保護した。


右坐骨部がオムツのギャザーで刺激になりやすく、


滲出液多く、出血にじんでいる。


背中は仙骨部以外に背中中央にも皮膚剥離あり。


すぐにトレックス取れてしまうため、その都度処置して


対応した。


CV部も自分でガーゼを剥がして刺入部をいじっていたため、


包交にて対応した。


23時過ぎから便意とともに尿漏れ+血尿あり。


固定水2.8ml→3mlにし、以降尿漏れ極少量。


血尿は断続的にみられ、コアグラあり。閉塞はなし。