入院185日目 day 35

体重 17.2㎏ 腹囲 67.0㎝

白血球 10100
赤血球 2010000
ヘモグロビン 6.2
血小板 45000
PT 28.6
PTコントロール 9.9
PT活性% 24.4
PT-INR 2.65
APTT 71.0
APTTコントロール 27.7
フィブリノーゲン 88
フィブリン分解産物 72.7
Dダイマー 29.74
総蛋白 4.6
アルブミン 3.0
尿素窒素 27
クレアチニン 0.59
尿酸 2.6
ナトリウム 137
カリウム 3.3
クロール 92
カルシウム 6.3
LDH 641
AST 122
ALT 80
γ-GTP 24
総ビリルビン 49.2
抱合ビリルビン 36.9
血糖 127
CRP 5.0
pH 7.430
PCO2 53.9
PO2 39.1
アンモニア 65
タクロリムス 10.3

ヘモグロビンの低値の原因として考えられるのは、

昨日の腰からの出血が夜間にもあり、それによる貧血と、


破砕赤血球が見られた事から、その他の事も検討している。


血小板は保てているので、今日も輸血はなしで見ていく。


出血の事もあり、FFPとMAP輸血をする。


ビリルビンは少し下がってきた。


尿量が少し減っていた。


出血などで体液量が減った事も関連しているかもしれない。


輸血等も行うので、その後の尿量を見ていく。


利尿剤は同量で使っていく予定。


皮膚に関しては、様々な方法で覆うように考えていく。


左腰は圧迫すれば止まるが、その後かさぶたになりにくいので、


一番皮膚に影響がない方法で圧迫止血をしていく。

夜は熱が上がってしまったが、よく眠れていたようだ。


0時過ぎに昨日穿刺をした左腰から出血があり、


しっかり圧迫しなおしたが、3時頃にも出血してしまい、


朝8時過ぎにさらにしっかり圧迫固定したと


夜勤の看護師kちゃんから報告があった。

今日は幼稚園から頂いた絵本を一通り読んであげた。


昆虫や草花やどんぐりなどが載っている小さな図鑑を見て、

『退院したら虫探しとかお花探しに行きたいな。』

って言っていた。

夕方からどうぶつの森のDVDを見ていた。

hideのシャーベットメニューも種類が増えてきたので、


看護師Sさんが


【キャベツメニュー】(hideがシャーベットをキャベツと言っていたから)


を作ってくれた。



愛息子フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病闘病記-20070802-1

愛息子フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病闘病記-20070802-2

愛息子フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病闘病記-20070802-3




























9時マルク穿刺部より再出血あり。医師により再度圧迫固定された。


右側腹部の表皮剥離、水疱形成部は生食洗浄し、尿取りパッドで保護した。


診察あり、ガーゼにゲンタシンをたっぷり塗り、


皮膚剥離部に貼ることとなった。


左側腹部と後頭部の皮膚剥離部に施行した。


BP110-70 HR130台


皮膚乾燥しており、ヒルドイドローションを塗布している。


胸部の表皮剥離部に緑色の滲出液もあり培養提出した。


昼前頃より左前腸骨稜部の圧迫固定付近のデュオアクティブET部付近より


皮膚剥離、黄色の滲出液がみられた。


同様に剥離部はゲンタシン塗布したガーゼで保護した。


穿刺部もカルトスタット、綿球、nitreaテープで再固定された。


11:20からFFP(160ml)投与開始し、アレルギー症状なく16:30に終了した。


16:30からMAP1単位を投与開始した。


3LカヌラにてSpO2は95%ベース。寝入ると93-94%に低下あり。良いと97%


エア入りは下肺は弱め。


胸部レントゲン:CTR45.4% 右肺野全体は透過性低下している。


左下肺の胸水は改善傾向


心エコー:左室収縮能は保てているが、拡張能は低下


胸水右23.9mm、心嚢水5.5mm


#VOD:T-Bil低下傾向あり、改善傾向ととらえて良いか。


#呼吸状態:酸素化・換気ともに悪化なし。


#低Na血症:Naのinが減少したためか。


#低Ca血症:補正して7.3、輸液補充はないものの、低Ca血症の原因としては


低Mg血症、輸血ごクエン酸など。


#低蛋白血症:喪失(腎からの喪失?)、漏出(血管透過性の亢進?)。


#貧血:出血した分もあるが、発熱みられ、破砕赤血球が出現しており、


TMAによる溶血性貧血なども鑑別にあがる。


LDHの上昇はないが、ハプトグロビンは10未満が続いている。


今後のHb尿、血小板低下、腎機能障害、


ID-Bil優位の上昇などの経過をみていく必要がある。


なお現時点では7/30血中CMV陰性。


#腎機能低下:FENa1.7、CCr48.6。腎からの喪失は


蛋白505mg/day(TP/Cre=3.4)、Na58mEq/day、K87.4mEq/day


(低KだがK喪失大)程度。尿細管上皮+。腎機能低下が疑われる。


#免疫抑制剤:TMA要素もあわせると、GVHD所見なく、FK506減量を進める。


#皮膚びらん:感染源とならないよう軟膏塗布継続していく。


臥床して過ごすが、DVDを見たりゲームをする余裕は少しある。


腹満、黄染著明。


BT36.0-37.2℃ HR130-140台 RR30回台 BP90台/50-60台


エア入りは全体的に弱いが、下肺にて特に弱い。肺雑なし。


浅めの呼吸。酸素3Lカヌラ使用にて90%台後半キープ。


カヌラ外れると88%まで低下するも呼吸苦はない様子。


Hr160ml/12-18時 170ml/18-24時 732ml/day


110ml/0-6時


19:30、2:30、7:00にラシックス20mgiv。


いずれも淡々血性~血性または黄色とムラあり。


小さなコアグラも時折混入しているが尿カテ内が詰まることはなし。


深夜帯に緑色の粘性~泥状便が1回あり。グル音微弱。


適宜シャーベット摂取するが腹痛や嘔吐なし。


日中から投与のMAPは19時にバイタル著変なく終了。


『やめて~』


夜間は体交時嫌がるも、疼痛の訴えなく実施。


右側腹部の水疱には淡血性の滲出液が貯留しており、


体交時等に少量たれてくる。ガーゼ上層部まで汚染の際には、


生食で洗浄しゲンタシン軟膏+ガーゼにて保護。


後頚部の水疱剥離しているところは黄色の滲出液がみられており、


適宜ガーゼ交換。


腹部の中央にある水疱もやや大きくなっている印象あり。