入院181日目 day 31

体重 17.2㎏ 腹囲 60㎝・70㎝

白血球 14700
赤血球 2570000
ヘモグロビン 7.5
血小板 116000
PT 29.0
PTコントロール 10.1
PT活性% 25.6
PT-INR 2.56
APTT 57.5
APTTコントロール 28.7
フィブリノーゲン 137
フィブリン分解産物 53.3
pH 7.405
PCO2 68.2
総蛋白 5.0
アルブミン 3.5
尿素窒素 45.2
クレアチニン 0.57
尿酸 4.8
ナトリウム 156
カリウム 3.6
クロール 109
カルシウム 8.0
AST 296
ALT 206
総ビリルビン 38.1
血糖 156
CRP 7.3
アンモニア 30

FFP・赤血球輸血

血小板は昨日輸血してしっかり増えていた。


ビリルビンはまた上昇傾向だった・・・いつになったら下がってくれるのだろうか?

それでもhideは久し振りに写真を撮る時にも良い表情を見せてくれた。


笑顔がたくさん見れると嬉しくて、私のテンションも高くなり、


ついつい大きな声で話してしまうと、

『お母さんうるさい!』

と叱られてしまった。

午後からは一緒にベッドで頭を並べて、ポケモンの本読んだり、ムシキングの本を見た後、


ゲームを少しやった。

寝る時はまとめて眠るようになってきたので、しっかり休めているのか、


起きている時間も長く、お話も増えてきた。

クリーンルームにいる時に、水分制限が始まってからず~っと飲みたがっていた


がぶ飲みメロンクリームソーダが解禁となり大喜びだった。

イチゴシャーベットが食べたいと、ずっと言っていたけど、


この時期イチゴジュースはほとんどなく、困り果てていると、


看護師Mさんが、イチゴかき氷を一旦溶かし、


計量して再び凍らせてはどうかと提案してくれたので、


早速試して出来上がったイチゴシャーベットを食べさせると、またも大満足のhide。


病棟の冷凍庫はhideのカラフルなシャーベットでいっぱいかもしれない。




愛息子フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病闘病記-20070729-1

愛息子フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病闘病記-20070729



























 

体温37℃台半ばで推移


HR130台 SpO2:(夜間から鼻カヌラ3Lに戻してSpO2:94-96%程度)


RR25回前後 意識清明


口腔:歯肉発赤なし


結膜:黄染強い、出血斑増強なし


顔面:浮腫なし、眼球陥凹は軽度で強くはなし


胸部:右肺野で水泡音聴取。上肺野ではエア入り聞かれるが、下肺から側面では不良。


左肺野はエア入り良


腹部:腸音は弱いが聴取。腹部膨満あり、圧痛はなし


皮膚:黄染あり、四肢中心に乾燥強い、腹部と後頚部に皮膚びらんあり、発赤なし、一部滲出液伴うか。


四肢:浮腫なし、冷感なし。


【IN-OUT】IN:1475.5ml(Na2.5mEq/kg(FFP込み)、K3.6mEq/kg、カロリー220kcal/day程度)


OUT:876ml+55g=931g


朝のCVP 6-8程度


(+544.5ml)


【検査所見】


腹部エコー:腹水著明、腸管は背部に圧排されている


胆嚢壁は3層構造がみられるが、内部がはっきりしてきた。


門脈血流は7/27同様の逆流パターン


胸部レントゲン:CTR41%、左気管支周囲に浸潤影軽度だが、肺野は透過性良好。


右肺野は胸水により透過性不良で肺容量も縮小している。


(ここ3日間はほぼ横ばいの陰影)



#VOD tPA投与後の重大出血疑う所見なし。


血小板が保てて、Bil上昇が軽度になってきているが、


腹部エコー上は明らかなVOD所見の改善を認めない。


#肝機能障害:データ上横ばい。意識レベル低下はなく、肝性脳症疑う所見はない。


#呼吸障害:血液ガスデータからは、呼吸性アシドーシス+代謝性アルカローシスの


混合性障害でpH保てている状態か。


Hb7.5だが酸素化の面から本日MAP1単位分投与とした。


#高Na血症:輸液メインをGluベースにしてNa減らしているが、


輸液(特にFFP)によるNa inが多くなっている。


155程度まで低下してきており、inは維持量以上でまだin-overのため、


輸液組成及び輸液量はこのままで明日再評価して検討する。


#循環動態:in1400程度で昨日は発熱もあり不感蒸泄を考えても、in-overであったが、


水分貯留による明らかな呼吸状態の悪化はみられない。


#発熱:解熱傾向あり、CRPも横ばいであり、現状でコントロール可と考える。


CCr60あるが腎不全量で継続。


#利尿:ラシックス10mg1日4回、五苓散投与、輸液量1400ml程度 負荷は継続。


#輸血:K Naの動きと凝固系と肝機能によってはFFPの連日投与は明日以降検討していく。


#VOD:腹部エコー等も使って評価継続。


#抗生剤:MEMP500mg×2回で継続。


#栄養:BMR700kcalだが、依然としてGluのみでは達していない。


肝機能の改善みられてくれば、アミノレバン投与等でカロリーもUPさせていく方針。


#皮膚びらん:滲出液ともなっておりGM軟膏処方




『アイス食べたい』


『のど渇いちゃった』

日中傾眠がちに過ごされる。HR110-120台 RR20-30台 SpO2:95-97%(酸素3Lカヌラ)

覚醒すると上記発言あり、シャーベットや飲水行う。

日中炭酸を飲みたいとの希望あり医師に確認し、午前・午後2回微炭酸ジュースを摂取する。

その後も腹痛や嘔吐なし。

基本は水かお茶であり、微炭酸を飲みたいときには、その都度医師に確認して欲しいとのこと。

12時よりMAP1単位開始。バイタル著変、アレルギー症状なく終了。

15時過ぎよりFFP投与開始される。

(寝言)『ぼくアイス食べちゃった。』

夜間は時折覚醒しているが、まずまず入眠できている様子。

覚醒すると、シャーベットやジュースを定量摂取している。

嘔吐なし。腹痛なし。

FFPは19時半頃に問題なく終了している。

朝に右臀部に小さな皮膚剥離みられ、出血あり。止血は出来ている。

排便は朝に付着あったのみで夜間はなし。昨日は排便2回。

体温36.8℃ HR120-130台 BP108/60 SpO2:95-97%(3Lカヌラ)

一度カヌラが外れSpO2:88%まで低下あったが、以降は外れても94%程の低下で経過。

下肺はエア入り弱い。肺雑なし。

IN-OUTバランス

12-18時IN:376 OUT:270 +106 18時ラシックス10mgiv 

18-0時IN:369 OUT:182+187 0:30ラシックス10mgiv

0-24時IN:1405ml OUT:925+480

0-6時IN:360 OUT:205+155 7:55ラシックス10mgiv