朝、検尿を済ませ、10時過ぎからマルクをした。


処置室に入るまでは、ババが一緒じゃなきゃ嫌だって泣いていたけど、


処置室に入ったら、おりこうさんに頑張れた。

13:40にお水を飲んで、14:00にお薬(アロシトール)を飲んだ。


アロシトールは今日から飲み始めたので、


最初は警戒していて、嫌だって言っていたから、

『バクタより美味しいんだよ。でも嫌ならバクタと交換してくる?』

って言うと、

『バクタが良い。』

って言うので、看護師にひと芝居うってもらい、


一旦薬を持って退室し、バクタと偽りお薬を持って再び登場。


早速イチゴオレに混ぜて飲ますと、

『ホントだぁ!このおくすりバクタより美味しい!』

あれまぁ、芝居までしたのに、バレてたのね。看護師と苦笑い。

その後、遅いお昼ご飯とアイスを食べて、kazuのところに遊びに行った。

15:54から血小板輸血開始。


病室に戻って、おやつを食べた後、


17:45に右手の小指以外の先端から血がにじんできた…


血小板がよっぽど低かったのだろう。


血が苦手なhideは、看護師に頼んで、バンドエイドを貼った。

夕飯は食べず、薬を飲んで、抱っこしながらビデオを見ていた。

明日は朝から医師の説明があるので、早く来ると伝えて帰ってきた。



愛息子フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病闘病記-20070131-1



愛息子フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病闘病記-20070131-2



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【血液検査】WBC 62900(blast 86% Sta 0% Seg 4% Ly 9%)Hb 7.9 Plt 1.5万 PT-INR 1.18

APTT 43.2 Fbg 271 FDP 3.3 D-Dimer 1.22 TP 6.4 Alb 4.2 BUN 14 Cre 0.34 UA 6.9

Na 139 K 4.6 Cl 105 Ca 9.9 IP 5.3 LDH 1178 AST 42 ALT 21 ALP 687 T-Bil 0.6

CRP 0.6 Fe 249 UIBC 15 フェリチン 1354.0

【骨髄検査】有核細胞数39.75万/μl MgK62/μl blast88%(核小体を1-2個もつ中型のリンパ球型芽球と、核小体が目立たず、小~中型のN/C比の高いリンパ芽球様)、PRO 0.2% My 0.4% Meta 0.2% Eo 0.2% EBL 3.8% St 0.6% Seg 0.6% Ly 5.0% Mo 0.8%


状態は変わらず。WBC急激な上昇を認めており、PSLの開始を進めていく。腫瘍崩壊に注意していく。

明日からプレドニゾロン60mg/㎡内服開始。

ハイドレーション継続 2/1両親とお話 2/1採血し血液内科にグリベック感受試験を依頼。

今後の方針に関して:まずは寛解導入療法は成人領域でのALL Ph+で行われているプロトコールを参照にする案が出ている。(JALSG、hyper-CVAD)その後の移植ドナーに関しても3/6一致の母児間(免疫寛容の検査含めて)移植、バンクドナーなどの意見が出ている。グリベック内服も考え感受性試験施行を。


11時よりマルク実施される。左手背よりライン確保。セデーション下(ドルミカム、ケタラール、硫アト)にて左後腸骨稜より穿刺する。処置中HR:150-160台、SpO2:97-98%(room air)で経過。11時30分に終了し帰室。13時40分しっかり覚醒したため飲水テスト行う。ムセや嘔吐なく、昼食も問題なく全量摂取している。穿刺部はガーゼ+マルチポアで圧迫固定されており、疼痛訴えなし。ガーゼ上出血見られず。12時よりハイドレーション、ダイアモックス開始となる。また本日よりバクタ、アロシトール内服も開始。昼分のアロシトールは本人・母と相談し、イチゴオレ7ml程度に溶いてシリンジで内服。『バクタ、だったら飲む~!(涙)』と最初は飲みたくないとグズっていたが、母の介助にてすぐに内服でき、『あたらしいお薬(アロシトール)おいしい!』と。

体温37.0℃ 新たな出血斑見られず。活気良好。

15時よりPC10単位投与開始。アレルギー症状見られず、バイタル著変なく経過。

指先の出血少量あり、バンドエイド貼付し経過観察。

発熱なく感冒症状なし。

尿量:16-0時115ml 0-24時331ml 0-8時尿量不明(失禁)担当医報告経過観察。