新幹線の駅がある、滋賀県の「米原(まいばら)」のことがニュースになっていました。
【特集】新幹線停車駅でなぜ人が降りない? 駅前復活に有名建築家が名乗り
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180315-10000001-mbsnews-l27
岐阜や京都につながる東海道本線、福井・金沢方面につながる北陸本線の乗換駅で、米原で乗り換えする人は確かに多いです。しかし、周辺に飲食店などもなく、時間をつぶせるような施設もないために、ほとんどの乗客が素通りしていく状況です。
観光資源がないわけではないのは、記事にある通りなのですが、そのためのアクセスの案内も現状目立つような場所にはありません。また、地域を巡るにしても「車」の使用が前提になっていますから、パッと降りて何かしようと思う人は、ほぼいないでしょう。
それで「降りてくれ」と言うのは、いささか無茶と言わざるを得ないのです。
だから、駅前に宿場の雰囲気を生かした商業施設を作ろう、という話になっているのかと思います。
乗り換えの拠点になる「駅」は、人が集まる場所なのです。
「駅」も「観光資源」もあるのに、それを生かせていない地方都市を多数見てきただけに、本当にもったいないと思うのです。
地方だと、幹線道路沿いの大型店舗に自動車で行っている人たちが多いのではないでしょうか。
幹線道路にお店や施設が増えても、そこは大都市間の通り道に過ぎない訳です。
目当てのお店や施設を目当てに行くだけで、町をゆっくり見てくれる訳ではないのです。
となると、全国的に知られたチェーン店と正面から打ち合いをすることになりかねないのです。
幹線道路と大型店舗に車だけ増えても、町に活気がなくなるのは、そのためではないのかなと思うのです。
大型店舗や自動車を使うなと言っているわけではありません。
生活のために必要なのは、理解しています。
「ちょっとでもいいから鉄道を使ってみるのはいかが?」
「一緒に地元のお店を使うのはどうかな?」
と思っているのです。
比較的大きな鉄道駅がある地方都市であれば、なおさらそう思うのです。
余所から来て駅前に何もなかったら、おそらく通過して行ってしまいます。
新幹線の乗換駅ですらそうなのですから。
だから、鉄道で来て、歩いて巡ってくれる人たちは結構大事です。
車のように飛ばしていく訳ではない…
そのゆっくり目の感じが、「町」の魅力が伝わる上で結構大事だと思うのです。
人の集まる場所を創りやすい鉄道は、本当に大事だと思うのです。
これは、日本の色々な所を見てきて、心から感じていることです。
そんな思いで、3/17(土)は、鉄道の魅力について、お話をしようと思っています。
<講演会やります>
2018年3月17日(土) 18:00~19:30 講演会「たのしい鉄道のせかい」
場所:プラザふくちやま 会議室3-2 (福知山駅すぐ)
詳細は…
http://kazu-wiz.seesaa.net/article/457370830.html
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ライター:個人プロフィール・Webの原稿など承っています。
講演会 :地域づくり・歴史・旅行・教育などを題材にお話します。
料金の目安
http://kazu-wiz.seesaa.net/article/458005156.html
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