前回、嘘つきの心理を考えてみた

ここで嘘をつかれた側の対応も考えてみたい



『嘘つきはなおらない』



それが嘘だと本人が認識してない

認識させることは不可能である


それは不治の病だからだ



では、それに対してどう接していくのが正しいか考察してみる




初見+挨拶+コミュニケーションは、普通の人間関係と同じ


おどおどした感じで、距離感がわかっていない場合もある

『基本的に自分の能力は低い』 という所から始まる為、

自信が無いように振る舞う

もしくは、大々的に自信のあるフリをする場合もある




ここからは人間同士の付き合いに変わる




コミュニケーション能力は、

人を取り込む能力に長け、世話をやき気配り上手でもある

相手をたてるのが上手い為、

コミュニケーション力を必要とする場面で重宝することもある




馴れ合いになると、

いちいち言うことが細かくうるさくなる

「舐めてますよ」と言い出したら要注意

自分以外で自分より下に位置する近い存在を陥れる言葉

相手はあなたを「舐めてますよ」

「相手はダメである(自分より格下)」ということを使う




揺るがない信頼関係を作ったところから嘘が始まる

ご近所や身内、友人、身の回り等の小さな嘘が始まり、

バレない遠いところにある存在へと徐々に大きな嘘に変わっていく

こちらからでは目の届かない存在を引き合いに出してくる


そこから仕事をしなくなる

嘘で固めた話を信じて貰う方に傾倒していき、

仕事の手を抜き始める


そして嘘から抜けられず、

嘘を突き通すことが出来なくなっていき、

それにより離れて行かざるを得なくなる



流れはおおよそこんな感じだ






注意しなければならないことは、

①嘘つきはなおらない

②嘘つきは保身が高く攻撃性が高い

③嘘つきの最後は自分が退くか相手を退かせるかどちらか




メリットは、

信頼関係を築きやすいので、

素直に言うことを聞き相互関係を作りやすい

相手の懐に上手く入るすべを身につけているので、

案外接客には向いている

可愛がられやすい性質を持っている



デメリットは、

攻撃性が高い

信頼関係が出来たと思ったら手を抜いてくる

自分の方が上だと示す為に相手を蹴落とす言葉を選ぶ



腰が低く丁寧な言葉を使い、

誰からも愛される風貌を持つこともあり、

何年も騙されることが多い

が、

見逃してはならないサインは、

①「舐めてますよ」

②当人と周りからの話が違う

③仕事の手を抜き始める


仕事の手を抜き始めたら、

仕事以外のことに躍起になり始めるので、わかりやすい

仕事以外で何とか自分の身の置き所を作ろうとする



これらの行動を見て嘘つきだと気付いたらどうするのが正しいか?


気付かないフリ


これが一番だ


真っ向から「それは駄目だ」と駄目だしをしてはならない

他人を使っての攻撃態勢をとってくる可能性が高い為、

徐々に離れていくまで待つのが問題解決には一番早い




総合すると、


嘘つきはなおらないが、

持っている能力は比較的高い

自分の自信の無さと努力は嫌いなところから、

相手をおとしめて自分の地位を得る傾向がある


気のきく性質でもある為、上手に付き合えばメリットは高い


が、誰よりも怠惰である

味方をつけることで手を抜く力は天才的になる




対応策は、


嘘が嘘でなくなるまできちんと向き合う

嘘は指摘しない

嫌悪と感謝は別なので、

感謝を持って接することが何より重要




嘘つきは能力が高い場合が多い

自信の無さと努力が嫌いな怠惰があわさり、保身の為に招く嘘の為、

人の揚げ足をとることもいとわない確率が高い

 


どう関わるかは人次第である

メリットは高いので気にしないことは多いと思う

が、怠惰が招く嘘つきの転落は前回の通りだ



嘘つきはなおらない=怠惰はなおらない



気にせず付き合えるなら面白い相手だが、

気になるなら、

相手が嘘を突き通せなくなるまで穏便に対応することと、

距離をとること

嫌悪と感謝は別であること


かと思う