部屋の模様替えをした


今年の冬はこたつを出そうと思った


今までだったら暖房はエアコンのみ

3階屋根裏部屋は意外に寒く、

エアコンの暖房はロフトに吸い込まれていく


私の部屋の良いところは

部屋が横長に広く、

常に使う右側半分にエアコンがあることだ


左側は寝る時だけ使うので、

いつも私はエアコンの下に居座った


が、

今年は多分10年以上振りにこたつを出す


その為、部屋を広く使おうと模様替えをした




今までの私だったら、

右側半分が人の入る部屋

左側半分が自分のスペース

と思って模様替えをした


前回、前々回した分には過去に無いほどの狭さが、

私のスペースだった


今回の模様替えは初めて右側半分を好きなものでまとめてみた


私には初の試みだ




部屋の模様替えはだいたい配置に飽きた時にやる


配置に飽きた時や、

自分はこうなりたい!!

と、何かを思った時


店のディスプレイと同じで、

部屋=空間 に身を置くということは、

自分の考えや行動の取り方、

人生までも左右する


だから、私は部屋の模様替えは真剣だ




籐製品の家具

お母さんは好きな家具だが私は嫌いだ


何の役に立つんだ


とずっと思っていた


機能的ではない

四角だか丸だかわからない

思うより物が入らない

柔らかくもない

見た目だけが豪華で使う用途がない


私の考えには合わないと思っていたので、

籐製品はいつも部屋の左側に置いていた

籐製品はお母さんが1階で要らなくなったと持ってくる

3階は物置と同じ扱いだった



それがなぜか


今回は籐製品をメインに模様替えをした


籐製品を右側に持ってきて、

私の目に映るところに置き換えた


美しい


籐製品がこんなに美しいと思ったことがなかった


綺麗にホコリもとって、

上に適当に置いたカバンも入れ替えて、

3段の棚を美しく可愛い小物で飾った


初めて籐製品を私の中に迎え入れた


「目に美しいものが飾りたい」


人生初だ




今まで、ある意味合理的なディスプレイをしてきた


無駄の無い配置

人を動かす配置

ここから見てこう見えるからこう置く

脳内で構成された見事な配置が得意だった


が、美しく可愛い部屋になった



目に美しいものは心にも優しい



もしかしたら、

初めて合理的ではない嬉しい気持ちになる、

人生を選んだのかもしれない




そんな部屋の模様替え