理論と感覚 | 以上、現場からお送りしました。

以上、現場からお送りしました。

最近、ただのライダー日記と化しているような気が…する、

ゲーム作る仕事をしてるひとのどうでもいい日記と

理論武装準備用手記。

随分と放置しておりましたが、
そろそろやっと仕事モードの頭に切り替わったので
理論武装兼手記、ぼちぼち始めます。
(席が移ったので、会社で堂々と書けなくなったのです。。。)

モノを作る上で必要なものとして、
「ずばぬけた発想力」が必要だって話はみんな口を揃えて言うわけですが、
すごい頭を持っている人でも、そう年中ずばぬけた発想が出るかと言ったら
そんな事はそうそう無いわけで。
でも、お金を儲けないとやっていけないのが「仕事」でして。

そこで必要になってくるのは、きっと「理論」なんだと思います。
「こうすれば売れる」「今の傾向はこう」といったマーケットの話から、
「こうシステムを構築するのは常識」「ここはこうやっておくのが定石」
のような、足元を固めていくような感じですね。

ゲーム業界は短いながらも、それなりの年月を経ることで
UIデザインからゲーム設計、売れたものに追随して似た様なゲーム作って小金稼ぎ、
などなど。理論はそれなりに構築されております。

例えばUI。
「使わなきゃ生きていけない」家電製品に比べて、
「すんなり使ってくれなきゃ遊んでさえもらえない」という
比較的厳しい立ち位置に立たされているゲーム。
洗練される速度も、速くなるのは当然のことと思います。

と、この様に「理論」を組み立てていくことで、
安定した楽しさ、というものは供給できるもんだと思います。

ただ、そこで更にもう一発、上のステージにブチ上がるためには
「ずばぬけた発想」ってのが必要なんでしょうね。

この「ずばぬけた発想」、こいつだけが暴走してしまうと、
ただの不思議馬鹿理不尽ゲーが出来上がり、
誰にも見向きされない事でしょう。

そんなこんなで、私は「理論的な」頭が出来上がってる人を
心の底から尊敬しています。

…ええ、私は常に感覚で動いている人間なので。
割と見向きされません…(´・ω・`)


というわけで、ここで私がいいたい事は、
「発想力なんか無くても理論さえ頭に叩き込めばそれなりにやっていける、
 ただしほぼ完璧に叩き込まないと何の意味も無い」
ということです。

努力は報われる、だから努力しないやつは報われない。

みなさん、好きな事くらい努力しましょうね。ってことです。