ペルチェ式製品の耐用年数は、一般的に3〜5年程度とされています。
ただし、これは毎日のように長時間使用したり、高温環境で使ったりする場合に短くなり、2〜3年ほどで性能の低下を感じるケースもあったりします。
逆に、夏場だけ使用し、日頃から手入れをしていれば5年以上使えることも珍しくなく、実際には「何年使ったか」だけではなく、「どのような使い方をしてきたか」が寿命を左右する大きなポイントになります。
なぜ寿命が来るの?原因はペルチェ素子だけではない
「ペルチェ式」と聞くと、ペルチェ素子が壊れると思われがちですが、実際にはそれだけが原因というわけでもなく、ペルチェ素子のほか、製品にはバッテリーや冷却ファン、制御基板などさまざまな部品が使われていて、特に劣化しやすいのは次の3つ。
まず、充電式モデルでは、リチウムイオンバッテリーが壊れやすく、充電と放電を繰り返すことで少しずつ容量が減り、使用時間が短くなります。
次に冷却ファンで、長期間使用すると回転部分が摩耗し、熱を十分に逃がせなくなりますし、ホコリや汚れによって放熱効率が落ちると、内部に熱がこもりやすくなり、本体への負担も大きくなります。
なお、ペルチェ素子自体は可動部がないため比較的寿命が長い部品とも言え、製品全体としては周辺部品の劣化によって寿命を迎えるケースがほとんど。
寿命が近づいたときのサイン
次のような症状が見られる場合は、寿命が近づいているといってもいいでしょう。
- 以前より冷却プレートが冷たくならない。
- 充電してもすぐに電池が切れる。
- ファンから異音がする。
- 本体が以前より熱くなりやすい。
購入当初は通勤中ずっと使えていたネッククーラーが、1時間ほどで電池切れになるようなら、バッテリーが劣化している可能性がありますし、これらの症状が一つだけなら一時的な不具合のこともありますが、複数当てはまる場合、買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。
ペルチェ式製品を長持ちさせるコツ
寿命を延ばすには、日頃の使い方も重要で、使用後は本体が熱いうちにケースへしまわず、十分に冷ましてから保管しましょう。
吸気口や排気口にホコリがたまると冷却性能が落ちるため、定期的に掃除することも必要ですし、長期間使わない場合は満充電や空の状態で放置せず、半分程度充電した状態で保管すると、バッテリーへの負担を減らすことができます。
こうした小さな積み重ねが、製品を長持ちさせることにつながるわけですね。
修理と買い替え、どちらを選ぶべき?
バッテリー交換や修理に対応している製品であれば、修理したほうが費用を抑えられる場合があるのですが、一体型モデルは修理が難しいものも多く、修理費用が高くなるケースがほとんど。
一般的な耐用年数である3〜5年を超え、冷却性能やバッテリーの持ちが大きく低下しているなら、新しい製品へ買い替えたほうが快適に使えるでしょう。
一般的にペルチェ式製品の耐用年数は、一般的に3〜5年程度が目安です。


