あの日から8年。今年もしろさんが立ち上げてくださった「果てない空プロジェクト」。りゅうと一緒に3回目の参加をさせていただけること、とても嬉しく思います!!

昨年の記事に、災害は決して誰にとっても他人事ではないと書きました。一人の力は小さいかも知れないけど、みんなで力を合わせれば大きな力になることを忘れずに、自分にできることをしていきたいと。その意識を常に持っていたいと。

そんな私たちが住む大阪北部では、昨年2度の大きな災害がありました。
6月の大阪北部地震と、9月の台風。地震の時は同じように揺れても、私たちが住む山手よりも、ふもとの方が被害は大きかった印象です。私の家はほぼ被害もなかったですが、ふもとの方にある母の働くスーパーは、商品が棚から落ちて大変な状況になってたけど、従業員総出で片付けていつもより一時間遅らせただけで開店していました。人が協力しあったらあんなにすごい力になるんやなって、母が言ってました。臨時休業せざるを得なかったお店がたくさんあった中、母の職場を含め開店していたスーパーはほんとにありがたくて。その日に食べるものをちゃんと買いに行けることも普通じゃなくて、こんなにありがたいことなんやね、とりゅうとも話しました。
そして、続けて起きた西日本豪雨。ここから近いところで大変な災害になっていて、ニュースで観るたびにショックを受けました。
さらに9月の台風21号。大阪北部地震で受けた被害が復旧しないまま台風の直撃も受けた地域もあり、今も車で通るとブルーシートを屋根にかけていたり、壁が崩れないよう棒を立て掛け支えていたり、不便な思いをしている人がたくさんいます。

めったに台風の直撃を受けない大阪。あの21号の直撃はほんとに衝撃で、初めて停電も経験し、不便で不安で心細い時間をすごしました。24時間もならないうちに復旧したけど、本当に怖かった。電気と水が通らないだけでこんなにも日常が奪われることを痛感しました。避難所に行くより。。と車の中で一晩を過ごし、テレビから情報が得られる、携帯の充電ができる、涼しくすごせる車があって本当に良かったと思いました。時間が短くてすんだことも大きいと思いますが。。

避難所についてのこと、情報を得る手段など、自分が実際にその場面に遭遇して初めて考えさせられることもまだまだあります。行政に対策していただきたいこともあります。この台風のときに、ハンデを持つ家族をつれて避難することの難しさや自分の思いを市の方にお伝えする機会がありました。これを第一歩としてまた色んなところでお話していきたいと思います。市内の避難所全部開けてるから安心して避難してきて、という呼び掛けだけでは避難できない人がたくさんいる現実を知ってもらいたいです。

そして、被災したとは言え火事や停電は経験しなかった阪神大震災のときよりも、何倍も怖くて不便で心細かったこの停電の1日の経験で一番心の支えになったのは、いつもここに書かせてもらう私の大好きな方を初め、何人もの方がりゅうや私たちを心配して連絡をくださっていたこと。とてもとても励まされました。感謝してもしきれないくらい、支えてもらいました。このときも、人の力に助けていただきました。本当に心強かったです!!

少し話が逸れるかも知れませんが。。
今期、家族で欠かさず観た唯一のドラマ、3年A組。昨日が最終回でした。
言葉は使い方ひとつでナイフより鋭い凶器となって人を傷つける暴力につながる。名前も顔も知らない人に対して、そこに見えるもの(例えばフェイク動画など)だけでその人を判断し、辛い言葉を投げ掛ける。それは自分が生活の中で面と向かって言いたいことを言えないストレスをぶつけているだけ。そしてみんなそれを正当化する。自分の言葉で傷ついて命を落とす人がいても、自分は悪くないと、思ったことを書いただけだと。じゃあそれと同じことを自分の親しい人に面と向かって言えるのか?と。君たちは人の気持ちが考えられないわけじゃないだろうと。ネット社会に対する思いを涙ながらに話す菅田くんの演技に号泣してしまいました。ネットに関しては他人事じゃないし、常日頃から思うことがあるし、菅田くん演じる柊先生の言葉を聞きながら一番頭に浮かんだのは大好きな嵐さんたちの顔。事実と違うことたくさん報道され、それを見た人たちから批判の言葉を浴び、反論したくてもできず、ぐっとこらえて笑顔で仕事をし続けないといけなかった20年。色んな理不尽な思いを、私が想像もできないぐらいしてきたんやろうなと思うと余計に涙がこらえられませんでした。ほんとに、誰もが見ることのできるSNSで発信する言葉は選ばないといけないなと。受け取り方は十人十色。こうしてブログを書いている自分も、発信の仕方はよく考えないといけないと思います。

そして、先日目にした千葉県での車イスに乗った男性がバスの乗車を拒否されたニュース。出発まで30秒しかないから乗せられないと言われ、1本バスを遅らせて(10分後)乗ったそうで、ご本人ではなくその方を乗せたバスの運転手さんが会社にその事実を伝え、会社が謝罪したというニュースでした。私が見たのはこのニュースに対して乗せなかった運転手さんを批判し、乗客にも心の余裕がないとコメントした有名人の方が炎上したというニュースで、ネットのコメント欄も読んでしまって。
確かに車イスでバスに乗るには、スロープを出し、押して中に連れて行き、固定しないといけない場合があったりして、全てを運転手さん一人でして頂かないといけないので、その間他の乗客の方にも待って頂くことになってしまいます。その有名人の方は、車イスの人がもし運転手さんの息子なら、親なら絶対乗せるだろうと、そういう想像力もないから、みんな心が狭くゆとりがないと言ったために炎上したそうです。
コメントには、1時間に1本しか来ないようなバス停なら待って乗せてあげれば良いが、10分に1本来るほど需要のあるバス停を車イスで利用するなら、時間に余裕を持って家を出てくればいい、車イスに乗ってるからって何でも許してもらえるなんて思うな。車イスに乗っていても甘えてないで自分で解決する努力をしないと。車イスの人一人のために何十人の人たちの時間を遅らせるなんておかしい。っていう意見がほんとにたくさん寄せられてて、読んでて本当に辛くて。。全ての意見は間違っていません。確かにその通りです。でも、もちろんハンデを持つ人たちも生活のために、社会で生きるために努力もしているし、助けてくださる方たちには感謝してもしきれないほどしています。手を貸してもらうことや待ってもらうことが当たり前なんて思っていないです。私もりゅうが小さい頃から、自分の周りにいてくれる人たちへの感謝を絶対に忘れてはいけないと、助けてもらったお返しはりゅうが色々なことを頑張ることでしていこうと言ってきました。それでもこんな風に言われてしまうんや。。と思うと現実をつきつけられたような、これから社会に出るりゅうや、怪我で全身麻痺になったけど手術とリハビリを経て杖で歩けるまでに回復し、ハンデを持ちながら社会復帰している私の父のような人が、なんとも生き辛いところがある社会なのかな。と。。考え出したらキリがないし、とにかく自分にできることを頑張るしかないんですけどね。。

もちろん、私たちの周りでもほとんどの方が温かく見守り、優しく手を貸して下さいます。

でも、この件に限らず自分の日常生活の中でも、人が人を思いやれない寂しい社会になってしまってるのかな。と感じることがたくさんあって。自分さえ良ければいい、困ってる人がいても関わると面倒やから見ないふりして通りすぎる。でも自分が大変な時助けてもらえなかったら文句。。こんなこといっぱい目にします。もちろん、良いことや嬉しいことの方が多いけど、現実もちゃんと見て受け止めないとなって思います。いろんな場所がバリアフリーになり、ハンデがあっても行けるところやできることは増えているけれど、人の心のバリアフリーももっと進めば嬉しいなと。。偉そうにと思う方もいるかも知れません。ここに書くべき内容ではないかも知れません。そう思われる方には申し訳ないと思いますが、きっと今日この企画に携わる方や、私のブログを覗いてくださる方たちは、人の心に寄り添い、人の痛みをわかってくださる方たちなので、ここに書かせて頂きました。色んな場面で人の力を合わせたときの大きさを感じたことを、ハンデを持つ人の子どもでもあり親でもある立場で発信する私の気持ちを、一人でも受け止めてくれる方がいらっしゃったら、とても救われます。

話が逸れてすみません。
災害に対しては、人それぞれにいろんな思いがあると思います。忘れられるなら忘れたいと思う方もおられるでしょう。でも、そこで犠牲になられた方がたくさんいる。被災されて、そこで立ち上がって踏ん張っておられる方がたくさんいる。違う地に避難されて今も帰れない方もたくさんいる。。

このプロジェクトを立ち上げてくださったしろさんは、被災地にとって何より悲しいのは忘れられてしまうことだと書かれていました。私もその通りだと思います。
決して他人事ではない災害に対して備えること、人と人が力を合わせれば乗り越えられることがたくさんあること、普通に毎日が過ごせることがどんなに幸せなのか。。災害にあって、学ぶことがたくさんあります。それを忘れずに、自分にできることを考えること、経験したことを伝えていくことは、とても大切なことだと思います。
こうして、今年も東日本大震災や災害について考え、被災された地域やそこにおられる方々に思いを馳せ、こうして自分の思いを書く機会を作ってくださったしろさんに心から感謝します。本当にありがとうございます!!

嵐の皆さんも、災害で被災されたところにいつも寄り添ってくれて、足を運び、励ましてくれていること、本当に素晴らしいと思います。

予想外のことが起こり、戸惑い、悲しみや辛さから抜け出せず、なかなか前に進めないこともありますが、時間は前にしか進まない。後戻りはできない。起こったことを受け止め、受け入れ、前に向かって小さくてもいいから一歩ずつ進むしかない。その時はできる限り、笑顔で進んでいきたい。私の場合は災害だけではなく、息子のりゅうがそういう経験を今までたくさんさせてくれています。そして、りゅうと私の大好きな嵐さんも。これから自分自身もまだまだ色んな経験をし、日々勉強、成長していきたいと思います。

朝からたくさんの方が記事を書かれ、元気をもらう嵐さんの歌を載せてくださっています!私とりゅうも選びました。

まずは、りゅう。

今朝、学校行く前にりゅうが撮った大阪の空曇り

「君のうた」と悩んで決めた1曲は下矢印

「夏疾風」

眩しすぎる夏の陽射し 走り出す想いを胸に
一人問いかけてみれば 聞こえる本当の声
きっと辿り着ける 答えはここにある
約束の場所へ その日まで涙見せず

今 吹き抜ける夏疾風 新たな息吹を告げる風の音
まばゆい光集めて 願いを乗せて
どこまでも続く蒼空 見上げる夢に手を伸ばして
いつの日にか 届くように
夏疾風...

遠く見える蜃気楼 投げ出しそうな心
どこからか聞こえてくる 励ましてくれる声
いつか返したいんだ 数え切れない「ありがとう」
約束果たせたら 君と笑い合いたい

さぁ 舞い上がれ夏疾風 抑えきれずに高鳴る鼓動
限りある時の中 輝け命
暮れてゆく茜空 明日へとまた つなぐ希望
どんな未来が 待っていても

一人ひとりの物語
泣いたり笑ったり
喜び(苦しみ) 分け合い(助け合い)
こみ上げる想いのままに さぁいこう

今 吹き抜ける夏疾風 新たな息吹を告げる風の音
まばゆい光集めて 願いを乗せて
どこまでも続く蒼空 見上げる夢に手を伸ばして
いつの日にか 届くように
夏疾風...

吹き抜ける風に(夏疾風)
願いを乗せて(夏疾風)
約束の場所へ(夏疾風)
いつの日にか
 

りゅうは、1番も2番もサビの歌詞が大好きだそうです❗️


そして私が撮った、夕方の大阪の空晴れ



曲は最近のレコメンで相葉くんがかけてくれた、

「Waiting for you」


僕らはここから どこに行けるのだろう?
光を辿れば 明日へ導かれる

何も今は怖くないさ
君と見た夢 消えないまま この胸に抱き締めて

遥か遠い場所でも Feel inside,deep inside 
君とどこまでも

行こう Fly away 夢は Faraway 
だけどいつか辿り着くさ
君となら乗り越えて We can go
走れ Through the night 届け To the sky
終わらない記憶を君と刻もう
My heart is waiting for you

無数に散らばる 想いが繋がれば
ひとつの大きな 愛に導かれる

希望だけはなくさないさ
静かに燃える情熱を この胸に確かめて

心惹かれ合う様に Call my name,hold my hand
君の側にいよう

ここで We´re alive 現在(いま)をRealize 
正解など解らないさ
いつか手にする答え I believe
巡る Night and day 進め Miles away
止めどない光を君と描こう
My heart is waiting for you

あの頃を Do you remember? 駆け抜ける日々の中
変わらないものもきっと ここにあるさ

行こう Fly away 夢は Faraway
だけどいつか辿り着くさ
君となら乗り越えて We can go
走れ Through the night 届け To the sky
終わらない記憶を君と刻もう
My heart is waiting for you

誓おう My heart is waiting for you


アルバム「Popcorn」(2012年)より。
嵐さんの歌は、力強く温かく、人の心に寄り添うような歌詞が多くて、いっぱい元気をもらえます。この曲はメロディーも大好きです!

毎度のことながら長い記事になってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!!

2019.3.11  りゅう&ママ☆