金曜日ですが…

今日は俳句。

  

日本には季節を表す美しい言葉がある。

 

 

【春日傘】
春といっても、夏が近くなると日差しは
日々強くなり、日焼けを防ぐために
女性は日傘を用いることが多い。
 
【子季語】
春の日傘/春のパラソル
 
【例句】
旅先に用意のおしゃれ春日傘・稲畑汀子
くたびれて来てたゝみたる春日傘・久保田万太郎
春日傘たたむ小さき眩暈かな・岡本眸
南国の旅へ用意の春日傘・稲畑汀子
 
 
 母やさし思い返して春日傘・よしえ
 
紫陽花

ちゅーりっぷちゅーりっぷちゅーりっぷ

 
今でこそ日傘をさす人が多くなったけれど
子どもの頃
日傘を使う人はここまで多くなくて
そんな頃に
母はよく白い日傘を差して
私を傘の下に入れてくれたという
なんとなくぼんやりとした記憶がある。
 
歩いて何処へ行ったのか
全然覚えていないけれど
 
暑い日差しを日傘で遮って
「熱射病にならないように」と
今よりも
あのころの夏は涼しかったなぁと思う。
 
今年も、もうすぐ
体温を越すようなギラギラとした夏が
やって来そうだ。
 
 
 

 

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