今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
晩春【花筏】
水面に散った桜がかたまりとなって、
優雅に流れるさまをいう。
流れる様子を筏に見立てての言葉。
花の散りかかる筏を言う場合もある。
【例句】
月ありて浮藻のごとし花筏・吉野義子
花筏などとはとても云へぬもの ・ 高澤良一
花筏鯉の口付け受けてをり・杉山青風
花筏とは棄てながらゆく舟か・佐々木六戈
花筏ゆるりきたりし誌の齢・斉藤夏風
今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。