今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
初秋【地蔵盆】
地蔵盆は子供たちの縁日である。
全国の地蔵堂で行われるが、
特に京都は盛んで、
各町内に祀られているお地蔵さんを囲んで、
西瓜やお菓子などをいただく。
子供たちにとって夏の終りの楽しい行事である。
二十四日が地蔵の縁日で、
地蔵盆は八月二十四日に行われることが多い。
【子季語】
地蔵会、地蔵祭、地蔵参、
辻祭、六地蔵詣、地蔵幡
【例句】
地蔵会やちか道を行く祭り客・蕪村
大樹下の夜店明るや地蔵盆・杉田久女
地蔵会や木の根二間を掃さうじ・松瀬青々
駆ける子ら菓子袋手に地蔵盆 ・よしえ
地蔵盆 1294/1365
勝ち誇る日焼けの少年地蔵盆・よしえ
私が住んでいるこの地域では
子供会で「地蔵盆」の準備を行っている。
子供会の役員をやるまでは
子供達がただ参加して、
帰りにお菓子をもらって帰ってくる事が
わかるくらいで何を行っているのか
知らなかったけれど…
朝のラジオ体操が終わった後の時間に
役員でお地蔵さんの祀ってあるお社に
紫色の幕を張り巡らして、
お地蔵様に果物やお花をお供えし
お地蔵さんの前に子供達の座るシートを準備。
子供達がお坊さんのご祈祷のあとに
ありがたいお話を聞いて、そのあと
お待ちかねのお菓子をもらう
という、ちょっと嬉しい行事。
役員さんは朝から本当に大変だけど
子供達がこの日だけは皆で
お地蔵様に向き合い手を合わせ幸せを願う。
ずっと引き継がれてきた行事。
これからも繋がって行くといいなー。